「みんなどのくらいの時間、入浴しているのだろう」と気になることはありませんか。

「長く入っていたほうが健康によさそう」というイメージがあるかもしれませんが、実は適切な入浴時間はそれほど長くありません。

年齢や体調によって異なりますが、おおよその目安は20分以内が理想といわれています。

本記事では、最適な入浴時間の目安や時間帯、長風呂のメリット・デメリットなどを解説します。

バスタイムにおすすめの入浴剤も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

入浴時間は何分くらいが理想的?

適切な入浴時間は、年齢や体調などによって異なります。

ここでは、以下4つに分けて、理想的な入浴時間を解説します。

・一般的な入浴時間の目安

・子どもの入浴時間の目安

・高齢者の入浴時間の目安

・妊婦さんの入浴時間の目安

あくまで目安となるため、その日の体調や気分にあわせて調整しましょう。

一般的な入浴時間の目安

成人の方で、体調が良好な場合の入浴時間の目安は「15~20分程度」です。

入浴時間とは、浴槽(お湯)に浸かる時間を指しているため、入浴にかかる時間はこれより長くなるでしょう。

子どもの入浴時間の目安

子どもは成人よりも少なく、水圧によって体力を消耗するため、大人よりもやや短い時間の入浴が推奨されています。

推奨される入浴時間は「5~20分以内」です。

赤ちゃん(乳児)の場合は5分程度を目安とし、子どもの年齢にあわせて時間を調整してください。

長湯は子どもの身体や肌にストレスを与えるおそれもあるため、湯船に浸かるのは無理なく入れる時間にとどめきましょう。

子どもの入浴について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。

エプソムソルト風呂は子どもも入れる?入浴の注意点やポイントを解説

高齢者の入浴時間の目安

高齢者の入浴時間の目安は「5~15分程度」です。

お風呂に入ることで体力が消耗し身体に負担がかかることがあるため、身体を洗う時間も含めて短時間で済ませたほうがよいでしょう。

体調にあわせて入浴することが大切なため、健康状態をチェックしたうえで無理のない時間だけ湯船に浸かるようにしてください。

とくにアルコールを摂取したあとや、服薬後の入浴は慎重におこないましょう。

妊婦さんの入浴時間の目安

妊婦さんの入浴時間の目安は、「5~10分程度」です。

妊娠中はのぼせやすいため、温まりすぎると、立ちくらみを起こしやすくなってしまいます。

気分が乗らないときや疲れているときは、無理に湯船に浸からず、シャワーだけで済ませても問題ありません。

妊娠中のお風呂の入り方や赤ちゃんへの影響については、以下の記事で詳しく解説しています。

エプソムソルトを妊娠中に使っても大丈夫?注意点や赤ちゃんへの効果も解説

入浴時間の平均はどのくらい?

お風呂の建材メーカーである株式会社LIXILがおこなったアンケートによると、お風呂に入る平均時間は「11~20分」が最多です。※シャワーの時間を含む。

以下はアンケート結果をグラフにまとめ直したものです。

参照:株式会社LIXIL(ニュースレター/お風呂が面倒と感じたことがある人は6割以上! 20分以内で効率的にリラックスする方法とは?)

「11~20分」が約43.1%、次いで「21~30分」が25.3%という結果になっています。

ただし、このアンケートではシャワーの時間も含んでいるため、湯船に浸かる時間は多少個人差があるかもしれない点に注意しましょう。

入浴するベストな時間帯はいつ?

入浴するのに最適な時間帯は、明確に「何時」と決まっていませんが、以下の2点に注意しておきましょう。

・就寝1~2時間以上前に入浴を済ませておく

・食後すぐの入浴は避ける

就寝まで1~2時間以内に入浴すると、深部体温が下がり切らず寝つきが悪くなります。快適な睡眠のためには、就寝1~2時間以上を目安に入浴し、深部体温がしっかり下がるようにしましょう。

食後は、食べ物を消化するために、消化器官に血液が集まっています。入浴によって血行が促進されると、消化器官以外に血がめぐり、消化不良を起こすおそれがあるため、食後1時間ほど時間を空けて入浴するのがおすすめです。

時間帯としては、朝でも夜でもお風呂の効果自体はさほど変わりません。

就寝時間や食事の時間を考慮して、お風呂に入る時間帯を決めてみてください。

長風呂のメリット・効果

ここでは、お風呂に長く入ることで得られるメリットや効果を解説します。

・身体がしっかり温まる

・リラックス効果が期待できる

身体に負担がかかりすぎない範囲であれば、メリットのほうが大きくなることもあるでしょう。

身体がしっかり温まる

湯船に長く浸かることで、身体の芯までしっかり温められます。

とくに冬場の寒い時期は、少し長めに入浴するとよいでしょう。

お湯で身体を温めることで血のめぐりがよくなり、老廃物の排出をサポートしてくれます。

また、じっくり温まることで筋肉の緊張が緩和されるケースもあり、疲労回復効果を感じられるでしょう。

リラックス効果が期待できる

入浴時間をゆっくり長めに取れば、お風呂で動画を見たり音楽を聴いたりしてリラックスできます。

お風呂が好きな人にとっては、長く湯船に浸かることで一日の疲れが癒されることもあるでしょう。

体調に問題がなければ、自分が好きな時間だけ入浴しても問題ありませんが、こまめな水分補給を心がけましょう。

長風呂のデメリット・注意点

長風呂のデメリットと注意点は、主に以下の2点です。

・身体に負担がかかるおそれがある

・肌の乾燥につながりやすい

高齢者や子どもの場合、身体への負担が大きくかかるおそれがあるため、入浴時間が長くなりすぎない工夫が必要です。

身体に負担がかかるおそれがある

長時間、湯船に浸かっていると脱水症状をおこすおそれがあります。ペットボトルの水を用意して、こまめに水分を補給することが大切です。

また、長風呂は、心臓や肺に負担がかかりやすいといわれているため、持病をお持ちの方はとくに注意しましょう。

温まりすぎると、お湯から出たときに立ち眩みをおこし転倒してしまう危険もあります。

長湯になってしまった際は、湯船や浴室から出る際にゆっくりした動作を心がけてみてください。

肌の乾燥につながりやすい

長時間お湯に浸かっていると、皮脂や保湿成分などが必要以上に排出されることで、肌が乾燥しやすくなります。

お湯の温度が高温すぎると、肌の乾燥につながりやすいといわれています。長湯する際は、ややぬるめの温度(38~40℃)を目安にしてみてください。

湯上り後は、5~10分以内に顔や身体の保湿をおこなうようにしましょう。

時間とともに乾燥が進むため、早めの保湿ケアが肝心です。

毎日の入浴時間を充実させる方法

毎日の入浴時間をより充実させる2つのポイントを紹介します。

・好みの入浴剤を使う

・マッサージを取り入れる

お風呂でおこなうことを事前に決めておくことで、短時間でも充実したバスタイムが過ごせるでしょう。

入浴剤の効果については、以下の記事でも詳しく解説しています。

入浴剤の効果を成分別に解説│入浴は疲労回復やメンタル安定に効く?

好みの入浴剤を使う

入浴時間を充実させるためにおすすめなのは、好きな入浴剤を入れることです。

さまざまな香りや効能の入浴剤があるため、気分にあわせて選べます。

お気に入りの入浴剤を入れれば、お風呂の時間がさらに心地よいものになるでしょう。

保湿効果や疲労回復が期待できる商品など、いろいろな種類を試してみるのもおすすめです。

マッサージを取り入れる

湯船に浸かりながら、足や腕のマッサージをおこなうのも効果的です。

温熱効果で温まり、マッサージの効果を感じやすくなるでしょう。

お風呂でのマッサージはむくみ解消に効果的といわれているため、気になる部分がある方は挑戦してみてください。

顔をマッサージしたあとに、パックで保湿するのもよいでしょう。

自分が心地よいと思うものであれば、自由な組み合わせで問題ありません。

入浴剤として人気のエプソムソルトを用いたマッサージの方法を、以下の記事で詳しく解説しています。

エプソムソルトはマッサージに適している?使い方や手順などを紹介

入浴時間が楽しくなるエプソムソルト入浴剤3選

ここでは、バスタイムを充実させるのにおすすめのエプソムソルト入浴剤を紹介します。

・エプソムソルト シークリスタルス オリジナル

・エプソムソルト シークリスタルス ローズマリー

・エプソムソルト シークリスタルス モイスチャライザー

上記以外の人気製品やエプソムソルトの使い方は、こちらの記事でも解説しています。

エプソムソルトの人気ランキング売れ筋トップ7|購入時の選び方や使い方なども紹介

エプソムソルト シークリスタルス オリジナル |はじめてのエプソムソルトにおすすめ

「エプソムソルト シークリスタルス オリジナル」は、岡山県の海で取れた国産の材料のみで製造した商品です。

一般的なバスソルトの4.5倍に相当するミネラルを含んでおり、肌がつるつるになったり、うるおいを感じたりする効果が期待できます。

無着色、無香料のため、エプソムソルト初心者の方におすすめのベーシックな商品です。

▼オンラインショップの商品ページはこちらです。

2.2kg(約14回分)国産 エプソムソルト シークリスタルス 入浴剤 オリジナル 計量スプーン付

エプソムソルト シークリスタルス ローズマリー|保湿におすすめ

「エプソムソルト シークリスタルス ローズマリー」は、国産硫酸マグネシウムに、保湿成分クエン酸とローズマリー精油を配合した入浴剤です。

ローズマリーの成分によって、浴室がほんのりと香ります。

ローズマリーは集中力アップや血行促進などの効果が期待できるため、夜だけではなく日中のリフレッシュにも最適でしょう。

▼オンラインショップの商品ページはこちらです。

ローズマリー 2.2kg(約14回分)エプソムソルト クエン酸配合 シークリスタルス 入浴剤 国産  計量スプーン付 浴用化粧料

エプソムソルト シークリスタルス モイスチャライザー|肌を整えたい方におすすめ

「エプソムソルト シークリスタルス モイスチャライザー」は、米ぬかの天然成分フィチン酸を配合した入浴剤です。

フィチン酸の成分は、以下の効果が期待できます。

・肌にうるおいを与える

・肌をやわらかくする

・油分のバランスを整える

保湿効果を高めた配合となっている「モイスチャライザー」は、乾燥が気になる方におすすめです。

長めにお湯に浸かりたいときは、保湿効果がプラスされている入浴剤が向いているでしょう。

▼オンラインショップの商品ページはこちらです。

モイスチャライザー 2.2kg (14回分) エプソムソルト 入浴剤 シークリスタルス 国産 計量スプーン付 フィチン酸配合 弱酸性

入浴時間は20分以内を目安にしよう

入浴時間は20分以内を目安に、年齢や体調に応じて臨機応変に決めましょう。

お気に入りの入浴剤やバスグッズを見つけることで、入浴時間がさらに楽しめるようになります。

エプソムソルト入浴剤は、海から採れる天然成分を使用しており、赤ちゃんから大人まで誰でも使用可能な商品です。※お肌にあわない場合もあるため、はじめて使用する際は少量からお試しください。

浴槽に入れて使用する以外に、直接手にとってマッサージをおこなうことも可能です。

塩分は含まれていないため、バスソルトのような塩の刺激もほとんどありません。

低刺激の入浴剤をお探しの方は、ぜひ一度お試しください。