エプソムソルトの使い方│お湯に入れる量や効果的な入浴方法を解説
エプソムソルトは、全身浴のほか足湯やマッサージにも使用できます。
ここではお風呂に入れるエプソムソルトの分量や入浴時間などを知りたい方へ、基本的な使用方法をお伝えします。
最適な入浴方法を知ることで、エプソムソルトの効果をより感じられるでしょう。
シークリスタルス公式YouTubeで紹介している、浴槽の湯量の調べ方もまとめているのでぜひ参考にしてみてください。
全身浴でのエプソムソルトの使い方
エプソムソルトをお風呂に入れて全身浴をする場合の、オススメの使用方法を紹介します。
なお、ここで紹介するのは基本的な使い方なので、ご自身の好みに応じてエプソムソルトの投入量や湯温を調整していただいても問題ありません。
全身浴の場合、お湯の温度は40~42度が推奨値です。
38度で入浴し追い炊きで温度を上げると、ゆっくり身体を温めることができますよ。
それでは以下3つのポイントを解説していきます。
・お湯に入れる量(エプソムソルトの濃度)
・入浴時間の目安
・お風呂上りにすること
お湯に入れる量(エプソムソルトの濃度)
【STEP1】
エプソムソルト入浴をする際は、お湯に適量を溶かします。
エプソムソルトの濃度は、お湯に対して0.1%が目安です。
そのため、エプソムソルトの投入量は「お湯150Lにつき、約150~300g」が推奨値となります。
海水には0.2%ほどのエプソムソルトが含まれているので、より自然に近い形がよい方はこの濃度を目安にしてみてください。
浴槽の湯量がどのくらいかわからない方は「こちら」でご確認ください。
入浴時間の目安
【STEP2】
よく混ぜて、エプソムソルトをしっかりお湯に溶かします。
お湯に浸かる時間は、約10~20分間がよいでしょう。
入浴時間は体調にあわせて調整し、無理な長湯は避けましょう。
お風呂上りにすること
【STEP3】
エプソムソルト入浴のあとは、ゆっくり身体を休めてください。
「上がり湯」の必要はありませんが、気になる方はシャワーをあびても構いません。
※上がり湯とは、入浴の最後にきれいなお湯で身体を洗い流すことです。
なお、アトピーの方は入浴後に保湿剤を併用することをオススメします。
足湯でのエプソムソルトの使い方
エプソムソルトを使用して「足湯」を行うことも可能です。
足湯の準備方法は、足が浸かる程度の桶にお湯を約10リットル程度入れ、エプソムソルトを約45g溶かします。
お湯の温度は、全身浴と同じで40~42度が推奨値です。
エプソムソルトがお湯に溶けたら、15~20分程度、足を浸してください。
ネイルアートをする前にエプソムソルトで手や足の部分浴をすることもオススメです。
手や足の爪の角質化した部分が除去でき、ネイルアートがきれいに仕上がる効果が期待できますよ。
マッサージでのエプソムソルトの使い方
エプソムソルトは入浴以外に、マッサージアイテムとしても使用可能です。
ここでは、2つのマッサージ方法を紹介します。
・かかとのマッサージに使う
・クレンジングに使う
かかとのマッサージに使う
皮膚がカサカサしているところやかかとの角質化した部分をマッサージする際に、エプソムソルトを使用できます。
方法は簡単で、エプソムソルトを直接手に取り気になる部分をマッサージするだけです。
かかとマッサージは、入浴時に浴室で行うとよいでしょう。
1回で効果を感じるのは難しいかもしれないので、少なくとも1週間程度は続けてみてください。
クレンジングに使う
エプソムソルトは毛穴のディープクレンジングにも使用できます。
「エプソムソルトを顔に使ってもいいの?」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、シークリスタルスは原則としてお顔にも使用可能です。
クレンジングクリームに小さじ1/2程度のエプソムソルトを混ぜて、マッサージを行い、冷水で洗い流せば毛穴の引き締め効果が期待できます。
またエプソムソルト単体でも、スクラブマッサージができます。
濡れた手でエプソムソルトをひとつまみ取り、手のひらで混ぜ、そのままお肌に乗せてマッサージを行ってみてください。
ただし、皮膚トラブルをお持ちの場合は避けておいたほうがよいので、肌の調子にあわせて取り入れてください。
エプソムソルトのその他の使い方
エプソムソルトには、他にも使い道があります。
ここでは、応用編として2つの使用方法を紹介します。
・入浴剤(バスボム)作りに使う
・肥料として使う
入浴剤(バスボム)作りに使う
エプソムソルトをそのままお湯に入れても入浴剤として使えますが、他の材料とあわせてバスボムを作ることも可能です。
バスボム作りの主な材料は「重曹」と「クエン酸」です。
これにエプソムソルトを混ぜて固めると、炭酸ガスを含むエプソムソルトのバスボムができます。
バスボムの作り方はインターネット上で多数紹介されているので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
肥料として使う
エプソムソルトの成分である硫酸マグネシウムは、肥料として使われるものと同じです。
マグネシウムは植物の成長に必要な栄養素のひとつなので、もし使いきれなかったり、古くなってしまったりしたエプソムソルトがあれば肥料として再利用できます。
ただし、肥料として使用する場合は、植物に最適な量や使用方法などをあらかじめ確認しておきましょう。
エプソムソルトの効果的な使い方
エプソムソルトを効果的に使うためには、3つのポイントをおさえておくとよいでしょう。
・1回の入浴時間は20分以内がオススメ
・継続してエプソムソルト入浴をする
・夏場はぬるめの温度設定にする
1回の入浴時間は20分以内がオススメ
エプソムソルト入浴は1回あたり、20分以内がオススメです。
発汗作用を高めたいと思い、つい長く入浴してしまうことがありますが、長時間の入浴は身体に負担がかかるおそれがあります。
長湯は、のぼせや肌の乾燥、体力消耗につながるため、適度な時間に留めておくほうがよいでしょう。
継続してエプソムソルト入浴をする
エプソムソルト入浴で大切なことは、継続して使用することです。
エプソムソルト(マグネシウム)は、汗や尿などで毎日体から排出されていくため、取り続けることが非常に重要です。
1度の入浴で劇的な効果を期待するのではなく、まずは一定期間継続して使用してみましょう。
夏場はぬるめの温度設定にする
夏は38℃前後の、ややぬるめのお湯で入浴することがオススメです。
エプソムソルトをお湯に溶かして、ゆっくり20分ほど浸かってみてください。
真夏でお湯に浸かりたくない気分のときには、手軽に行える足湯を取り入れてみるのもよいでしょう。
浴槽の湯量がわからないときの対処方法
エプソムソルトを入れたいけれど「そもそも自宅の風呂のお湯がどのくらいなのかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、浴槽の湯量の調べ方を2点紹介します。
・給湯パネルの表示を見る
・浴槽のサイズを測る
給湯パネルの表示を見る
湯量を調べるもっとも簡単な方法は「給湯機のパネルをチェックすること」です。
自動で給湯できるタイプのお風呂であれば、好みの湯量に設定できます。
パネル内にある「お湯の量」というボタンを探してみてください。
こちらの動画で、実際の確認手順をまとめています。
https://youtu.be/21CfP3M6CAo?feature=shared&t=15
浴槽のサイズを測る
パネルが設置されていない場合や、機器の操作方法が不明なときは、浴槽のサイズを測ることで湯量を割り出せます。
メジャーと筆記用具を用意して、以下の3項目を測ります。
①長い辺
②短い辺の内側
③普段の湯量の高さ
これらが確認できたら「(①×②×③)÷1000」の式を計算しましょう。
ここで割り出した数字が、おおよその湯量です。
こちらの動画で実際の計測方法を紹介しているので、参考にしてみてください。
https://youtu.be/21CfP3M6CAo?feature=shared&t=25
エプソムソルトを使う際の注意点
エプソムソルトの使い方・取り入れ方として、気をつけておくべき点をまとめました。
・食品ではないので飲用しない
・化粧品として販売されている製品を選ぶ
製品のパッケージに記載されている使用方法を守って、エプソムソルト入浴を楽しみましょう。
食品ではないので飲用しない
エプソムソルトは食品ではないため、飲用することは避けてください。
「食品添加物」と記載があっても食べ物ではないため注意しましょう。
もし飲用した場合、エプソムソルト(硫酸マグネシウム)の成分によって、下痢になってしまうおそれがあります。
誤って口に入れないように、ご注意ください。
化粧品として販売されている製品を選ぶ
エプソムソルトを購入する際は「浴用化粧品」として販売されている製品を選びましょう。
化粧品として販売されている製品は全成分表示義務があるため、どのような原料が含まれているのかが明確にわかります。
またロットナンバーが振られている製品は、万が一の際に製造工場や出荷ルートが確認できる点がメリットです。
エプソムソルトはお湯に溶かすだけで簡単に使用できる
エプソムソルトの使い方はお風呂に0.1%以上入れるだけなので、まずは2週間以上継続して使用してみましょう。
細胞のサイクルの変化やマグネシウム保有量には個人差があるため、一定期間続けてみないと効果を感じられないかもしれません。
シークリスタルスには大容量の製品もあり、毎日気兼ねなく使えるのでぜひお試しください。
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