2022年09月12日
ストレスとマグネシウムの関係
ストレスでマグネシウム排出量が増加。ドーパミンが不足し、悪い循環に。
マグネシウムを体外に排出させてしまうものの一つに、ストレスがあります。以下のような興味深い実験も行われています。
<実験概要>
■被験者=大学生女子12名
■与えるストレス
①環境的なストレス=寒さ(4℃の部屋で過ごす)
②精神的なストレス=小学3年生の計算ドリルを解く
■頻度と時間
①午前と午後で2時間半ずつ
②午前と午後で3時間ずつ
■計測
尿中のカルシウムとマグネシウムの量を計測
■結果
ストレスによって尿中に捨てられてしまうカルシウムとマグネシウムの量が増加することが示されています。
マグネシウム不足からくるメンタルのバッドスパイラルに注意
また、マグネシウム不足になると、神経伝達物質であるドーパミンが減少します。ドーパミンは、やる気や満足感を感じるために必要なもので、健康的に過ごす上で重要な役割を担っています。ドーパミンが減少すると、精神安定に関係しているセロトニンの分泌も少なくなります。ストレスを感じる→マグネシウム排出→ドーパミンやセロトニン不足→メンタル不調…というバッドスパイラルに陥ってしまいます。
小まめなストレス発散と同時に、マグネシウムを意識的に摂取しましょう。基本的に日本人の多くはマグネシウム摂取量が不足しており、加えてストレスの多い現代の暮らしで排出量も増えています。塩を自然塩に切り替える、マグネシウムを意識した献立を取り入れる、リラックス効果も高いエプソムソルト入浴をする、エプソムクリームの塗布など…毎日手軽にできるものをぜひ取り入れてみてください。
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