気象病や頭痛・月経前症候群を感じた時は、エプソムソルト入浴

最近、「気象病」という言葉をよく見かけるようになりました。天気が悪いと体が重くしんどく感じられ、頭痛などが出やすくなるという症状です。

気象病が起こる理由は、自律神経(※)の失調と言われています。(※自律神経とは、体調を正常に保つために、呼吸、血液循環、消化、体温調整をはじめ、さまざまな機能をコントロールしている神経)
気温や気圧などの変化に、自律神経が敏感に反応して動いてしまうことで起こるのです。

特に月経のある女性で「気象病」の症状を多く聞くのは、ホルモン調整に気象の変化が加わることでバランスが乱れやすいからだと考えられています。

興味深いのは、漢方医学では気象病の多くは水毒(すいどく)だと考えられている、ということ。
(参考>https://jp.rohto.com/learn-more/pick-up/tenkizutsu/)

水毒とは、汗やリンパ液など、体液の循環が悪くなった状態のこと。頭痛は、血液に水分が溜まって血管が拡張し、神経を圧迫することで起こるそうです。そのため、湿度が高く汗をかきにくくなる梅雨は、特に頭痛が起こりやすくなるのです。

気象病の症状をやわらげるには、普段から余分な水分を溜め込まない体=汗をかける身体を作っておくことが大切です。

そこで、適度な運動とともに、定期的なエプソムソルト入浴をお勧めします。

エプソムソルト入浴は、温浴効果や発汗作用によりむくみが取れます。(その結果、顔や体がすっきり見えるため、タレントやモデルの方に愛用いただいてきたようです)。

また、現代日本人の多くがマグネシウム不足で、それによりホルモンバランスが崩れやすくなっている可能性が高いです。(たとえば30〜40代の女性では推奨量290mg/日に対して、推定平均量が240mg/日※)エプソムソルトは硫酸マグネシウムの結晶で、入浴によって経皮からマグネシウムが吸収され、血中マグネシウム濃度が上がることが証明されています。
(※令和元年国民健康・栄養調査より)

残念ながら体内のマグネシウム量は短期間でいきなりは増やせません。梅雨が始まる前に、マグ活で体を整えていきましょう。

体が重いな、頭痛が出そうだな、と感じた時は、手軽なエプソムソルト足湯もおすすめです。