エプソムソルトは、入浴剤以外に頭や手足のマッサージにも使えます。

 

本記事ではエプソムソルトを使ってマッサージをしたい方に向けて、使い方や手順を紹介します。

 

マッサージの方法や手順を知ることで、エプソムソルトをより活用できるでしょう。

 

エプソムソルトでマッサージをする際の注意点や商品の選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

エプソムソルトでマッサージする際の効果的な使い方

 

 

エプソムソルトでマッサージをするには、次の2つの方法があります。

 

・入浴剤として使ってマッサージする

・マッサージソルトとして肌に直接使う

 

それぞれの使い方について詳しく紹介するので、ぜひ参考にしながら実践してみてください。

 

入浴剤として使ってマッサージする

 

エプソムソルトは入浴剤として使い、湯舟に浸かりながら全身マッサージを行う方法があります。

 

全身浴で使う際の手順は以下の通りです。

 

1.お湯150Lにつき約150g~約300gのエプソムソルトを入れる

2.エプソムソルトをよく溶かして20分程度入浴する

3.入浴中に体をマッサージをする

 

エプソムソルトは、お湯に対して0.2%程度の濃度が目安で、薄すぎると効果を得にくくなります。

 

エプソムソルト入浴をすると通常よりも体が温まりやすいので、湯舟から出た後はシャワーを浴びずに出ましょう。

 

マッサージソルトとして肌に直接使う

 

エプソムソルトは、マッサージソルトとしてお湯で溶かしながら直接肌に使う方法もあります。

 

皮膚のカサカサしている部分やかかとやひじの角質化している部分に対し、エプソムソルトを塗りましょう。

 

注意点として、エプソムソルトを固形の状態で直接馴染ませようとすると、肌を傷つけてしまう恐れがあるため、お湯に溶かしながら使う方法がおすすめです。

 

マッサージに加え、クレンジングクリームに小さじ1/2程度のエプソムソルトを混ぜると、毛穴のディープクレンジングとしても使用可能です。

 

エプソムソルトでマッサージできる場所

 

 

エプソムソルトでマッサージができる場所は次の3箇所です。

 

ひじやかかと

・頭皮

・手先

 

それぞれの箇所をマッサージする際の手順を紹介します。

 

ひじやかかとをマッサージする

 

エプソムソルトを使い、ひじやかかとなどをマッサージすることで、角質の除去が可能です。

 

マッサージするためには、まず手のひらにエプソムソルトを取り、お湯を加えながら少しずつ溶かす必要があります。

 

ある程度溶けたら、ケアしたい場所をなでるようにしてマッサージしながら馴染ませましょう。

 

エプソムソルトが溶けておらず、固い状態でこすってしまうと肌を傷つける恐れがあるため、ざらつきを感じたら適宜お湯を追加しながらマッサージします。

 

マッサージをした後は軽く洗い流し、水分を拭き取ったら保湿をすれば肌のうるおいを保てます。

 

かかとの角質ケアには、マッサージ以外にも足湯を作る方法もおすすめです。

 

頭皮マッサージする

 

エプソムソルトを使って頭皮マッサージを行うと、髪のまとまりが良くなります。

 

大さじ1~2杯のエプソムソルトを手に取り、指先で頭皮に馴染ませながら数分間程度マッサージをしましょう。

 

マッサージを終えたら、桶や湯舟に頭を浸け、数分程度リラックスしながらエプソムソルトを溶かします。

 

お湯で頭皮のエプソムソルトを溶かしたら、シャワーを浴びずにそのままお風呂から上がりましょう。

 

手先をマッサージする

 

手先のマッサージをする場合は、お湯で溶かしてから使用します。

 

エプソムソルトが溶けたら、マッサージをしながら馴染ませていきましょう。

 

ささくれや爪周りの角質部分をマッサージすると、肌が柔らかくなります。

 

マッサージ後は、肌に付いたエプソムソルトを洗い流してから保湿しましょう。

 

お湯にエプソムソルトを溶かす手間を省きたい方は、エプソムソルト入浴中にマッサージする方法もおすすめです。

 

入浴剤として使用するのであれば、溶かす手間だけでなく洗い流す必要も無くなるため、楽にマッサージできます。

 

エプソムソルトのマッサージで得られる効果

 

 

エプソムソルトを使ったマッサージに期待できる効果は次の3つです。

 

・むくみの解消が期待できる

・美肌効果が期待できる

・筋肉の疲労回復が期待できる

 

それぞれの効果について紹介するので、マッサージの効果について知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

 

むくみの解消が期待できる

 

エプソムソルトでマッサージをすると、むくみの解消が期待できます。

 

エプソムソルトの成分は「硫酸マグネシウム」で、海から取れる自然の素材です。

 

過去に行われた硫酸マグネシウムを含む入浴剤を試した実験結果にて、むくみの減少が確認されています。

 

実験内容は20代~40代の足むくみが気になる女性を対象とし、硫酸マグネシウム含有炭酸ガス入浴剤とさら湯を比較したものです。

 

美肌効果が期待できる

 

エプソムソルトを使用してマッサージすると、美肌効果も期待できます。

 

エプソムソルトである硫酸マグネシウムは、肌が水分を保持するために働いているアシルセラミドという成分を合成する働きがあります。

 

そのため、エプソムソルト入浴やエプソムソルトでマッサージすると、硫酸マグネシウムを吸収し、肌の保湿が期待できます。

 

筋肉の疲労回復が期待できる

 

エプソムソルト入浴やエプソムソルトを使ったマッサージは、筋肉の疲労回復にも効果的です。

 

エプソムソルトである硫酸マグネシウムは体をリラックスさせ、炎症を軽減するだけでなく筋機能と神経機能を助ける回復に役立つでしょう。

 

そのため、筋肉が疲労しているタイミングでエプソムソルト入浴をしながらマッサージをすると、筋肉痛の防止や疲労回復の効果が得られるでしょう。

 

トレーニング後の疲労回復方法に悩んでいる方は、エプソムソルト入浴をしながらマッサージをしてみてはいかがでしょうか。

 

エプソムソルトでマッサージする際の注意点

 

 

エプソムソルトでマッサージをする際には、次の3点に注意しましょう。

 

・エプソムソルト入浴から始める

・化粧品として流通している製品を選ぶ

・適切な量を使う

 

注意点を知らない状態でマッサージをすると、効果に満足できない可能性があります。

 

エプソムソルト入浴から始める

 

エプソムソルトマッサージを行う前に、エプソムソルト入浴から始めるようにしましょう。

 

エプソムソルトを初めて使う場合、直接馴染ませると肌が傷んでしまう恐れがあります。

 

そのため、まずはエプソムソルトを溶かした湯舟での入浴から始めて、肌を慣らしていきましょう。

 

エプソムソルト入浴は体が温まり、多くの汗をかくので1回あたり20分程度の入浴が適切です。

 

化粧品として流通している製品を選ぶ

 

エプソムソルトを購入する際には、化粧品として流通している製品を選びましょう。

 

入浴剤として販売されている商品の一部は「雑貨」として販売されており、成分情報が表示されていません。

 

そのため、成分をすべて表示する義務がある化粧品として流通している商品を選びましょう。

 

また、ロット番号も確認しておくと、製造日や生産工場を始めとした商品の情報を特定できるので安心です。

 

適切な量を使う

 

エプソムソルトを使って効果を得るためには、適切な量を使用しましょう。

 

エプソムソルト入浴やマッサージを行う際の使用量の目安は以下の通りです。

 

・クレンジングクリームに混ぜる際には小さじ1/2程度のエプソムソルト

・足湯をする際には10リットルに対して約45gのエプソムソルト

・入浴時の目安は湯量に対して0.2%以上

 

一般的な浴槽の湯量は150~200Lなので、エプソムソルト入浴をする際には150~300gを溶かすとちょうど良いです。

 

使用する量が少ない場合、効果を得られない恐れがあるため、必ず適切な量を使うようにしましょう。

 

バスソルトでもマッサージできる?

 

 

バスソルトでもエプソムソルトの代用をしてマッサージをすることは可能です。

 

ただし、バスソルトは塩が含まれており、人によっては肌への刺激を強く感じてしまう恐れがあります。

 

そのため、肌が弱い方はエプソムソルトがおすすめです。

 

エプソムソルトの成分は、塩分ではなく海水から取れる「硫酸マグネシウム」です。

 

海水は、水が96.6%、塩分が3.4%となっており、この3.4%の成分の中身は以下のようになっています。

 

・塩化ナトリウム 77.9%

・塩化マグネシウム 9.6%

・硫酸マグネシウム 6.1%

・硫酸カルシウム 4%

・塩化カリウム 2.1%

・その他

 

海水に含まれている6.1%の硫酸マグネシウムがエプソムソルトであり、3番目に多い成分となっています。

 

エプソムソルトは名前に「ソルト」と入っていますが、塩ではない点がバスソルトとの大きな違いです。

 

エプソムソルトの選び方

 

 

エプソムソルトを選ぶ際には、次の4つのポイントに着目しましょう。

 

・成分で選ぶ

・香りで選ぶ

・価格で選ぶ

・シーンに合わせて選ぶ

 

適切な商品を選ばないと損をしたり、リラックスできなかったりするため、しっかりと選び方を確認しておきましょう。

 

成分で選ぶ

 

エプソムソルトを販売しているメーカーは複数あり、さまざまな配合をして製品を作っているため、含まれている成分から商品を選ぶ方法があります。

 

たとえば、防腐剤や着色料、合成香料が含まれている商品や無添加の商品などが販売されています。

 

敏感肌の方や子どもが利用する場合には、パッチテスト済みの弱酸性成分に近い配合がされている商品がおすすめです。

 

香りで選ぶ

 

エプソムソルトを購入する際には、香りで選ぶ方法もおすすめです。

 

エプソムソルト自体は無色無香料ですが、商品によっては香りが追加されています。

 

入浴中に使うことが多い商品なので、好きな香りであればリラックス効果も得やすくなります。

 

苦手な香りの商品を購入してしまうとストレスが溜まってしまう恐れもあるため、好きな香りの商品を選びましょう。

 

価格で選ぶ

 

エプソムソルトを購入する際には、単純に安いものではなく、容量に対する価格を計算しましょう。

 

エプソムソルトを毎日使うのであれば消費量が多くなるので、安くても内容量が少ないとすぐに使い切ってしまいます。

 

そのため、コストパフォーマンスを考慮し、1回の使用量あたりの価格を比較することをおすすめします。

 

シーンに合わせて選ぶ

 

エプソムソルトを使うシーンに合わせて選ぶ方法もおすすめです。

 

エプソムソルトには、入浴剤以外にも次のような商品があります。

 

・入浴剤

・フェイスパック

・保湿クリーム

・保護クリーム

・エプソムスプレー

 

複数種類の商品が販売されているため、エプソムソルト入浴をする場合は入浴剤、入浴後に使いたい場合にはフェイスパックや保湿クリームなど適切なものを購入しましょう。

 

単体で使うのではなく、入浴中には入浴剤を使い、入浴後にはフェイスパックを使うなど、掛け合わせて使うと効果を得やすいです。

 

使いたい場面によってピッタリな商品が異なるため、どのようなシーンで使うかを明確にした上で購入しましょう。

 

エプソムソルトでマッサージをして健康を保とう

 

 

エプソムソルトを使ってマッサージをすると、むくみの解消や美肌効果、筋肉の疲労回復が期待できます。

 

全身浴をしながらマッサージをするだけでなく、エプソムソルトをマッサージソルトとして直接肌に使う方法も効果的です。

 

エプソムソルトでマッサージができる場所はかかとやひじ、頭皮や手先などがあるので、紹介した手順を参考に実践してください。

 

エプソムソルトを試してみたい方は、エプソムソルトのオンラインショップから購入してみてはいかがでしょうか。