エプソムソルトを妊娠中に使っても大丈夫?注意点や赤ちゃんへの効果も解説
エプソムソルトは、むくみ改善やリラックス効果が期待できるなど、さまざまなメリットがあります。
ただし、体質によってあわない場合もあるため、妊娠中での使用が問題ないのか、お腹の中にいる赤ちゃんに悪い影響はないのかなど不安になりますよね。
本記事では、エプソムソルトが妊娠中の方にもたらす影響についてまとめています。
赤ちゃんへの効果や使用時の注意点も紹介しています。
妊娠中でエプソムソルトを使いたい方は、ぜひ参考にしてください。
エプソムソルトを妊娠中に使っても大丈夫
結論からお伝えすると、エプソムソルトを妊娠中に使っても問題ありません。
むしろ、妊娠中でもエプソムソルトを使って入浴することでさまざまなメリットを得られます。
エプソムソルトの主成分は「硫酸マグネシウム」です。
マグネシウムはミネラルの一種で、不足すると高血圧や動脈硬化になるリスクが増加するといわれています。
厚生労働省の調査によると、妊娠中は通常よりもマグネシウムが不足しがちになります。
通常女性のマグネシウム推奨摂取量は310〜320mgですが、妊娠中は350〜360mgであり、妊娠中の42%の方が、マグネシウム不足になっているのが現状です。
ただしエプソムソルトの使用量や入浴時間など、使用ルールを守ることが大切です。
エプソムソルトは不妊症への効能が期待できる?
エプソムソルトを使うことで、不妊症が解消されるわけではありません。
不妊症の主な原因の中にはミトコンドリアの活性低下が含まれています。
エプソムソルトに含まれるマグネシウムを補うことで、ミトコンドリアの活性低下を予防できますが、エプソムソルト入浴をしただけで不妊症が改善できるとは言えないでしょう。
エプソムソルト入浴はマグネシウムを経皮吸収できますが、不足したマグネシウムをすべて補えるわけではありません。
サプリメントや食事などからマグネシウムを摂りつつ、エプソムソルトでの入浴でも皮膚から吸収することで、マグネシウム不足は解決に向かうでしょう。
エプソムソルトを妊娠中に使うメリット
エプソムソルトを妊娠中に使うメリットは、次の3つです。
・こむら返りや痛みの予防
・生まれてくる子どもの多動予防
・妊婦と赤ちゃんのリラックス効果
身体面だけでなく心理面への効果も期待できますので、ぜひ参考にしてください。
こむら返りや痛みの予防
2011年にタイ・チュラロンコン大学医学部の研究によって、マグネシウムを摂取することで、妊娠中のこむら返りや足がつる症状が軽減するという調査結果が出ました。
しかしこの研究は、口からマグネシウムを摂取しています。
エプソムソルトの場合は、口からではなく皮膚からマグネシウムを吸収します。
マグネシウムを摂取するアプローチは違うものの、マグネシウムの摂取はこむら返りや足の痛みに効果的であることは確かなようです。
生まれてくる子どもの多動予防
2021年3月、愛媛大学が世界初の研究結果を発表しました。
結果の内容は、妊娠中にマグネシウムを摂取することで、出産した子どもの多動問題を予防的なのかもしれないというものです。
この研究もこむら返りの予防と同様に、口からマグネシウムを摂取する方法のため、エプソムソルトでの入浴が予防につながるかは断定できません。
しかし、マグネシウムを食事以外から摂取する機会を増やすことを考えると、妊娠している方にとってプラスの影響を与える可能性は高いと言えるでしょう。
妊婦と赤ちゃんのリラックス効果
マグネシウムが不足すると神経伝達物質のドーパミンが少なくなります。
ドーパミンの減少は、精神を安定させるセロトニンの分泌抑制につながり、セロトニンの分泌が少なくなると、精神のバランスが崩れてしまいます。
妊娠中はとくに精神のバランスを崩しやすいため、エプソムソルトを使って積極的にマグネシウムを吸収することで、精神を安定させる一つの方法になるでしょう。
妊娠中のストレスは、胎児の成長に欠かせない酸素や栄養素が十分に届けられないなどの影響があります。
リラックスできるひと時のアイデアとして、ぜひエプソムソルトをお試しください。
妊娠中にエプソムソルトを使う際の注意点
妊娠中にエプソムソルトを使う際の注意点は、次の6つです。
・妊娠中は入浴時間を10分程度にする
・使用量を守って入浴する
・香りが合わない場合は使用を控える
・体調が悪いときはシャワーで済ませる
・転倒しないように気をつける
・家族がいる時間帯に入浴する
妊娠中は体調や気分の変化も激しいため、注意点を参考にエプソムソルトを使った入浴を楽しんでください。
妊娠中は入浴時間を10分程度にする
エプソムソルト入浴の時間は20分程度が目安ですが、妊娠中の方であれば、38〜40℃くらいお湯に10分程度を目安に入浴しましょう。
理由として、妊娠中はのぼせやすい体質になっているのに加え、エプソムソルトは通常のお湯に比べて血流の流れが良くなるためです。
妊娠中は特に転倒に気をつけたいため、のぼせてしまうほどの入浴時間や42°C以上の湯船は避けるようにしてください。
また、お風呂から急に立ち上がることでも立ちくらみは発生しますので、全身浴から半身浴、足浴へとお湯に触れる箇所を徐々に少なくしていくことがおすすめです。
使用量を守って入浴する
エプソムソルトを使う際は、使用量を守って入浴しましょう。
製品によって適切な量が異なるため、使用前は必ず使い方を確認してください。
エプソムソルトは量が多いと、温浴効果も高まるため、のぼせや立ちくらみにつながる恐れがあります。
温浴効果の高まりにより体温が上昇しすぎると、妊娠している方だけでなくお腹の赤ちゃんへの負担も増えるリスクも考慮しましょう。
参考:エプソムソルトの使い方│お湯に入れる量や効果的な入浴方法を解説
香りが合わない場合は使用を控える
妊娠中はホルモンバランスが乱れることで嗅覚が変化し、以前は好きだった匂いが妊娠後に受け付けなくなることがあります。
エプソムソルトが身体にいいとはいえ、匂いが受け付けない状態での入浴はおすすめしません。
心理的に負担がかかり余計なストレスにつながると、お腹の赤ちゃんに悪い影響を及ぼす危険性も考えられます。
匂いが受け付けない場合は、無香のものを使うか、落ち着くまではエプソムソルトの使用を避けましょう。
体調が悪いときはシャワーで済ませる
妊娠中につわりなどで身体の調子がよくないときは、無理して入浴する必要はありません。
体の疲れを取るための入浴ですが、無理すると逆に疲労がたまるなど、さらに体調が悪くなる恐れがあります。
妊娠中は心身ともに崩れやすい時期のため、しんどいなと感じたらシャワーで済ませたり、体を拭いたりする程度にして、入浴は控えましょう。
転倒しないように気をつける
妊娠中はお腹が大きくなっているため、足元が見えにくい状態です。
さらに重心が安定しにくくふらつきやすいため、転倒しないよう注意しましょう。
浴室や脱衣所は、床が濡れていると非常に滑りやすくなります。
エプソムソルトは温浴効果が高くのぼせやすいため、立ちくらみが起こる可能性もあります。
浴槽から出る際は、浴槽の端や手すりなどにつかまり、転倒に注意してください。
また、ヒートショックが起きないよう、浴室と脱衣所を十分に温めておきましょう。
家族がいる時間帯に入浴する
妊娠中は血圧の変化や貧血が発生しやすく、急な体調の変化が起きやすい時期です。
そのため、入浴中にトラブルが発生した際に助けを求められるよう、自宅に家族や友人など誰かがいる時間帯に入浴してください。
どうしても自宅にひとりでいるときに入浴しなければいけない場合は、手の届く位置に携帯電話を置いておき、緊急時に連絡できる状態にしておきましょう。
臨月に入りお腹がかなり大きくなっている状態であれば、誰かにサポートしてもらいながら入浴することをおすすめします。
妊娠中のエプソムソルトの効果的な使い方
妊娠中のエプソムソルトの効果的な使い方は、次の3つです。
・汗をかく程度まで入浴する
・半身浴をする
・就寝前に入浴する
エプソムソルトを使うことで、妊娠中のバスタイムをより快適な時間に変えられます。
汗をかく程度まで入浴する
汗をかく程度または10分まで入浴することで、妊娠中のむくみ解消効果が期待できます。
妊娠中は体がむくみやすいため、適度な入浴がおすすめです。
ただ熱すぎるお湯の場合、汗をかくまで入浴すると、のぼせたり立ちくらみにつながります。
さらにエプソムソルトを使用すると温浴効果が高まるため、汗をかきやすい反面、体温が上昇してのぼせやすくなります。
徐々に汗を出しながらむくみを解消するためにも、普段より少しぬるめのお湯に浸かり、ゆっくりと体温を上げていきましょう。
半身浴をする
エプソムソルトは普通のお湯よりも温浴効果が高いため、半身浴でも身体がしっかり温まります。
半身浴は、心臓への負担も軽減できるため、妊娠中の体にもやさしい入浴方法です。
妊娠中にはじめてエプソムソルトを使って入浴する場合は、まず半身浴から試してみるのもいいでしょう。
エプソムソルトを入れたお湯で半身浴すれば、入浴後も体の温もりが持続する効果も期待できます。
就寝1〜2時間前に入浴する
就寝1〜2時間前にエプソムソルト入浴すると、睡眠の質を向上させる効果が期待できます。
エプソムソルトで入浴することで、疲労で固くなった筋肉を和らげたり、身体の痛みが軽減したりすることでリラックス効果をもたらしてくれるでしょう。
また、エプソムソルトは通常の入浴よりも体内深部の温度を高めてくれます。
体内深部の温度が下がるタイミングで眠気が誘発されるため、就寝1〜2時間前の入浴がおすすめです。
妊娠中にリラックスできるおすすめのエプソムソルト3選
妊娠中にリラックスできるおすすめのエプソムソルトは、次の3つです。
・エプソムソルト シークリスタルス コスメティックウォーター
・エプソムソルト シークリスタルス ローズマリー
・エプソムソルト シークリスタルス ハトムギ + オートミール
それぞれの特徴を確認し、あなたにあったエプソムソルトを探してみてください。
エプソムソルト シークリスタルス コスメティックウォーター
シークリスタルスコスメティックウォーターは、クエン酸の効果で肌をしっとり保湿してくれるエプソムソルト入浴剤です。
弱酸性で肌にやさしく、まるで化粧水に入浴しているような感覚をもたらしてくれます。
妊娠中はホルモンバランスの乱れから、肌荒れにつながる可能性があります。
シークリスタルスコスメティックウォーターは、入浴しながら肌のケアもできるため、肌の調子を整えたい方におすすめのエプソムソルト入浴剤です。
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エプソムソルト シークリスタルス ローズマリー
シークリスタルスローズマリーは、ローズマリーの精油が含まれており、アロマバスを楽しめる入浴剤です。
ローズマリーの香りで、妊娠中のバスタイムにリラックスしたひとときを与えてくれます。
ローズマリーのアロマ入浴をすることで、リフレッシュ以外にも抗酸化作用や血行促進などの効果が期待できます。
肌に潤いももたらしてくれるため、肌ケアに気をつかう方にもおすすめです。
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エプソムソルト シークリスタルス ハトムギ + オートミール
シークリスタルスハトムギ+オートミールは、オリジナルのエプソムソルトにハトムギとオートミールが配合されている入浴剤です。
ハトムギは皮膚を健康に保ち、オートミールは肌を滑らかにしてくれるため、肌を健康に保ちたい方におすすめの商品です。
ハトムギに含まれるヨクイニンは、皮脂の分泌を抑制することで、肌荒れを改善してくれる効果も期待できます。
白く濁ったお湯が肌に浸透し、潤いをもたらしてくれる点も魅力のひとつです。
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ハトムギ + オートミール 入浴剤 シークリスタルス 2.2kg エプソムソルト 国産 バスソルト 計量スプーン付
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妊娠中はエプソムソルトでリラックスしよう
エプソムソルトは妊娠中でも使用可能で、お腹の赤ちゃんにも悪い影響はありません。
ただし、妊娠中の入浴は、急な体調変化や転倒などのリスクが高まります。
エプソムソルトの使用ルールを守るのはもちろん、妊娠中の入浴時のトラブルにも気をつけましょう。
エプソムソルトを試してみたい方や、プレゼントとして購入したい方はシークリスタルスのギフトセットをお試しください。
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