「夏バテ気味だけどお風呂に入りたい」「お風呂は夏バテ解消に効果があるのだろうか」と悩んでいる方がいるのではないでしょうか。

暑い時期はシャワーだけで済ませてしまいがちですが、実は夏こそお風呂に入ることがおすすめです。

本記事では、夏にお風呂がおすすめの理由や、暑くても入浴しやすい「クールダウン浴」のやり方を解説します。

クールダウン浴に最適なさっぱりできる入浴剤も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

夏バテを解消する方法  

夏バテの症状としてよく見られるのは、以下のようなものがあります。

・体のだるさ

・食欲不振

・発熱

・頭痛

・めまい

・立ちくらみ

・倦怠感

・疲労がとれない

これらの症状を感じたときは、無理せずにできるだけ休憩をとるようにしましょう。

ここでは、夏バテの症状を解消するための3つの方法を紹介します。

・お風呂(湯船)に入る

・身体を温める食材をとる

・睡眠の質を高める

蒸し暑さを改善する対策について、以下の記事でも解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

蒸し暑いときの対策7選│ミント入りの入浴剤は湯上りさっぱりでおすすめ

お風呂(湯船)に入る

夏バテ解消におすすめの方法は、お風呂に入ることです。

気温が暑いからといって、シャワーだけで済ませず、しっかり湯船につかることが肝心です。

お風呂に入ると暑くなって、汗が出てくる方が多いでしょう。暑い日に、さらにお風呂で汗をかくのは嫌だと感じるかもしれませんが、実は「発汗」は身体にとって非常に重要です。

身体から汗が出る主な理由は、体温を調整するためです。

エアコンが効いた室内にずっと滞在していると、汗をかく回数が減ってしまいます。発汗による体温調節が上手にできないと、自分の力で身体を冷やせなくなり、熱中症を引き起こすおそれがあります。

お湯につかることで発汗を促し、暑さに負けない身体づくりを目指しましょう。

身体を温める食材をとる

外が暑いと、つい冷たい飲み物や食事を選んでしまいがちですが、意識して温かい食材を選ぶこともおすすめです。

スープやホットドリンクといった温かいものを積極的に選ぶほかに、身体を温める食材についても意識してみてください。

食材は、身体を冷やすものと身体を温めるものに分類されます。

以下は身体を温める作用がある、未精製食材と発酵食品の例です。

未精製の食材例全粒粉・玄米・そば粉・黒糖など
発酵食品の例ぬか漬け・キムチ・納豆・醤油・味噌など

身体が冷えると胃腸に負担がかかり体調を崩しやすくなるため、内側から身体を温められる食材を取り入れてみましょう。

睡眠の質を高める

夏バテで乱れた体調を整えるためには、質のよい睡眠が欠かせません。

しっかり睡眠をとらないと寝不足で集中力が低下したり、日中に疲労を感じたりすることがあります。

真夏は寝苦しい日が多く、暑くて夜中に起きてしまうこともあるでしょう。

しかしエアコンをつけたままで寝てしまうと、体調が悪くなる方もいるので、適度な室温に保つことが難しい時期ともいえます。

快適な睡眠を確保するためには、エアコンの風が直接あたらない場所に布団(ベッド)をおき、数時間で切れるタイマーをかけておくことがおすすめです。

また、暑いからといって薄着になりすぎず、通気性のよい長袖・長ズボンのパジャマを履くとよいでしょう。

良質な睡眠をとるためには、食事を就寝3時間前までに済ませて、入眠前はスマートフォンをさわらないようにすることが大切です。

夏バテ解消に効くお風呂の効果3選

夏バテ解消に欠かせないお風呂には、以下3つの効果が期待できます。

・温熱効果

・水圧効果

・浮力効果

なお、これらの効果を感じるには、肩までしっかりお湯につかることが肝心です。

温熱効果

お湯につかることで身体が温まる効果を「温熱効果」と呼びます。

血行がよくなることで筋肉の緊張がゆるみ、疲労回復効果が期待できるでしょう。

また、お腹が温まると胃腸の動きが活発になって、利尿作用がはたらき老廃物の排出を促します。

水圧効果

水のなかにはいると、適度な水圧を身体にうけます。

この水圧の効果によって血管が圧迫されて、血流を促進してくれます。

血液やリンパの流れがよくなれば、むくみ解消が期待できるでしょう。

浮力効果

湯船につかることで身体が浮力を感じ、筋肉の緊張をゆるめてくれます。

普段、痛みを感じる部分も、水中ならスムーズに動かせることもあるでしょう。

身体が感じる重力を軽くすることで、リラックス効果も期待できます。

夏バテ解消におすすめのクールダウン浴とは?

「クールダウン浴」とは、身体の深部温度(深部体温)を低下させる入浴法のことです。

ここでは、クールダウン浴について以下を紹介します。

・クールダウン浴の方法

・クールダウン浴のポイント

暑い日におすすめの入浴方法となっているので、ぜひお試しください。

クールダウン浴の方法

クールダウン浴では、お湯の温度を33~37℃くらいに設定します。

冷たすぎると感じる場合は、無理なく入れる温度に調整してください。

ぬるめの温度のお湯に10~20分程度、肩までつかることで身体のほてりを抑えます。

クールダウン浴の際は、さっぱり入浴できるようにクール(メントール)素材の入浴剤を使うこともおすすめです。

お風呂の入り方や入浴時間の目安は、以下の記事でも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

入浴時間は20分以内が理想的│長風呂のメリットとデメリットを解説

クールダウン浴のポイント

クールダウン浴は身体をしっかり冷やすことが目的のため、低めの温度設定になっています。

余分な熱を取り除くことは必要ですが、身体が冷えすぎないようにすることも重要です。

とくに、子どもや高齢者は体温調節がうまくできないこともあるため、冷えすぎに注意しましょう。

また、湯船にためるお湯の量も年齢に応じて変えておくことがおすすめです。

湯量(水位)の目安は、以下を参考にしてください。

年齢層推奨される水位
子どもみぞおちくらいまで
大人胸くらいまで
高齢者みぞおちくらいまで

深くつかりすぎないほうがよい理由は、水圧がかかりすぎて身体に負担になってしまうのを避けるためです。

夏バテでもすっきりお風呂に入れるクール系入浴剤おすすめ2選

ここでは、クールダウン浴の際に最適なクール系の入浴剤を2点紹介します。

・エプソムソルト シークリスタルス クールミント

・エプソムソルト シークリスタルス ストロングミント

エプソムソルトの入浴剤の種類は以下の記事でも紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。

エプソムソルトの人気ランキング売れ筋トップ7|購入時の選び方や使い方なども紹介

エプソムソルト シークリスタルス クールミント

エプソムソルト シークリスタルス  クールミントは、Lメントール入りの入浴剤となっており夏にぴったりです。

熱いお湯もスーっと冷たく感じられる、Lメントール配合で湯上りもさっぱりします。

ベースの原料であるエプソムソルト(硫酸マグネシウム)は、ミネラル100%で、保湿効果が期待できる成分です。

夏の日焼け肌のクールダウンや、肌の乾燥対策にも効果を発揮してくれるでしょう。

▼オンラインショップの商品ページはこちらです。

国産エプソムソルト シークリスタルス クールミント(2.2kg/14回分)

エプソムソルト シークリスタルス ストロングミント

エプソムソルト シークリスタルス ストロングミントには、従来のクール入浴剤の4倍のLメントールを配合しています。

強いクール感がお好みの方は、こちらの入浴剤がおすすめです。

入浴剤として使えるのはもちろん、マッサージスクラブとしても利用できます。

▼オンラインショップの商品ページはこちらです。

国産エプソムソルト シークリスタルス ストロングミント(2.2kg/14回分

夏バテのときのお風呂の入り方についてよくある質問

夏バテのときのお風呂について、よくある質問に回答します。

・熱中症のとき、お風呂に入っていい?

・入浴と自律神経の関係は?

・お風呂あがりに汗がひかないときはどうすればいい?

体調を整えるための入浴は効果的なケースもありますが、重い症状の場合はお風呂に入らないほうがよいかもしれません。

体調の変化に留意して、無理のなく入浴しましょう。

熱中症のとき、お風呂に入っていい?

熱中症のときはお風呂で身体を冷やすことが有効ですが、重度の症状が出ているときの入浴は避けましょう。

熱中症の症状が出ているときにおこなうべき処置は、主に以下の4つです。

・涼しい場所に移動する

・身体を冷却する

・水分や塩分を補給する

・医療機関を受診する

「身体を冷却する」方法のひとつとして、身体に直接水をかける方法があります。

自宅にいる場合であれば、冷たいシャワーを浴びたり、ぬるいお湯につかってクールダウンさせたりすることが効果的です。

ただし、吐き気や嘔吐、頭痛が続く場合などは、症状が重い可能性があるので、迷わず医療機関を受診してください。

入浴と自律神経の関係は?

「交感神経」と「副交感神経」の切り替えがスムーズにおこなえない場合、自律神経が乱れて身体にさまざまな不調をきたします。

そのため、活発なままの交感神経ばかりが優位にならないよう、意識的に副交感神経を働かせてバランスをとることが重要です。

副交感神経を優位にさせる方法のひとつとして、お風呂に入ることは非常に効果的です。

バスタイムでリラックスすると、緊張がほぐれて自然と副交感神経が優位になり、オンとオフの切り替えがしやすくなります。

夏バテで自律神経の乱れを感じている方は、ゆっくりお風呂につかって休息することで、症状改善に向かうことがあるかもしれません。

お風呂や入浴剤がメンタルに与える影響については、以下の記事で解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

入浴剤の効果を成分別に解説│入浴は疲労回復やメンタル安定に効く?

お風呂あがりに汗がひかないときはどうすればいい?

お風呂あがりに汗がひかないときは、十分な水分を補給してこまめに汗をふき取るとよいでしょう。

汗が止まらないのはのぼせている状態であり、長くお風呂に入りすぎたことが原因といえます。

お風呂あがりにいつも汗が止まらないという方は、入浴時間を短めにしてみてください。

早めに汗をひかせるためには、太い血管がある部位を冷却すると効果的です。

具体的には、首筋・脇・太ももの3か所を冷たいタオルで冷やすと体温が下がりやすくなります。

そのほかには、手のひらや足の裏を冷やすこともクールダウンにつながります。

夏バテは正しいお風呂の入り方やクール系入浴剤で解消しよう

毎日のお風呂に入り湯船につかることで、体調が整い、夏バテしにくくなるでしょう。

夏の日差しを多く浴びた日は、クールダウン浴をぜひ取り入れてみてください。

ぬるめのお湯につかると、身体にこもった熱をスムーズに冷やすことが可能です。

外気温が高いとめんどうになってしまうこともありますが、夏バテ解消のためには、お風呂タイムをしっかりとりましょう。

外出中ですぐにお風呂に入れないときには、ミント成分を配合したリフレッシュスプレーを使うのも効果的です。

エプソムソルトにミント成分を配合した「エプソムスプレー ミント」は、ワンプッシュするだけで気分をリフレッシュさせてくれます。

夏バテで元気が出ないときや疲れているときに、気分転換できるアイテムとなっているので、クールダウン浴とあわせてぜひご活用ください。