入浴剤を入れたお湯は追い焚きしても大丈夫?おすすめの入浴剤や使用上の注意点を紹介
入浴剤を使ったお湯の追い焚きについて、次のような疑問を持っている方が多いのではないでしょうか?
・入浴剤を入れたお湯は追い焚きしても大丈夫?
・追い焚きにおすすめの入浴剤はある?
・追い焚きNGな入浴剤はある?
自分好みの入浴剤を使う場合、せっかくなら追い焚き機能を使って適温のお湯で体を温めたい方もいるでしょう。
本記事では、入浴剤が追い炊きに与える影響や、追い焚きする際の注意点などを解説します。
万が一、入浴剤を入れた影響で追い焚き機能が故障した際の対処法も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
入浴剤を入れたお湯は追い焚きOK?ダメな場合もある?
入浴剤を入れたお湯の追い焚きは可能です。
ただし、入浴剤の成分によっては給湯器の配管を傷める恐れがあります。
追い焚き機能の種類によって使用しないほうがいい入浴剤もあるため、注意が必要です。
たとえば、固形物や食物を含んだ入浴剤の場合、給湯器のフィルターに異物がつまるかもしれません。
循環方式の給湯器を使っている場合、塩分や炭酸カルシウムが入り込み、給湯器の配管を傷めるリスクもあります。
入浴剤を入れたお湯を追い焚きしようと考えている方は、事前に商品の成分や注意点を確認し、追い焚きOKかチェックしましょう。
入浴剤を使う前に知っておきたいお風呂の追い焚き機能の仕組み
入浴剤を使う前に、主な追い焚き機能2種類について、それぞれの特徴を知っておきましょう。
・ガス給湯器
・エコキュート
給湯器の仕組みを理解すると、なぜ追い焚きNGな入浴剤があるのかがわかるため、ぜひ参考にしてください。
ガス給湯器の場合
ガス給湯器は、以下の手順で追い焚きします。
1.浴槽のお湯を給湯器まで運ぶ
2.ガスの燃焼で給湯器のお湯を温める
3.温めたお湯を浴槽に戻す
ガス給湯器は長く使っていると、配管の内側に雑菌がたまる恐れがあります。
給湯器の劣化を防ぎ長持ちさせるために、配管内部を洗浄する機能を使って、定期的に洗浄しましょう。
最近は自動洗浄機能がついたものもあり、浴槽のお湯を排水する際に自動で配管内部を掃除してくれます。
エコキュートの場合
エコキュートには、お湯を温める方法として、2つのモードがあります。
お湯を温める機能 | 特徴 |
追い焚きモード | ・浴槽のお湯を熱交換器で温めなおして戻す
・ガス給湯器と同じ仕組みでお湯を温める |
高温たし湯モード | ・タンク内の熱いお湯を浴槽に送る
・高温のお湯をたし湯して温める |
追い焚きモードは今あるお湯を温めなおすのに対して、高温たし湯モードは新しく高温のお湯を追加します。
なお、追い焚きよりも高温たし湯のほうが光熱費を抑えられるため、浴槽のお湯を温める際は高温たし湯モードがおすすめです。
追い焚きを避けたい入浴剤
追い焚きを避けたい入浴剤は、以下の3つです。
・塩分や硫黄、塩化ナトリウムを含んだ入浴剤
・炭酸カルシウムや酸化チタンを含んだ入浴剤
・固形物や食物を含んだ入浴剤
それぞれの特徴をチェックしましょう。
ここで紹介する追い焚きNGの入浴剤は、基本的にガス給湯器の場合のみです。
エコキュートの「高温たし湯」モードであれば、新しいお湯を追加して追い焚きするため入浴剤を使っても問題ありません。
ただし、浴槽の素材によっては浴槽の内側を傷める恐れがある点には注意が必要です。
塩分や硫黄、塩化ナトリウムを含んだ入浴剤
塩分や硫黄、塩化ナトリウムなどを含んだ入浴剤は、給湯器の配管に使われている金属部分を傷める恐れがあるため、追い焚きは控えたほうがよいでしょう。
配管が傷むと、給湯器の故障や水漏れなどにつながる危険性もあります。
ホーローや大理石で作られた浴槽の場合、シミやサビが発生する恐れもあります。
不安な方は浴槽の説明書を確認したり、メーカーに問い合わせたりして、追い炊きいても問題ないか確認しましょう。
炭酸カルシウムや酸化チタンを含んだ入浴剤
炭酸カルシウムや酸化チタンが含まれた入浴剤は、研磨作用がある粒子が入っているため、追い焚きすると給湯器の配管を傷める恐れがあります。
炭酸カルシウムは発泡するタイプの入浴剤、酸化チタンは濁るタイプの入浴剤によく含まれています。
ただ、タイプだけで成分を判断するのは難しいため、必ず商品説明を見て炭酸カルシウムや酸化チタンが含まれているか確認してください。
固形物や食物を含んだ入浴剤
花びらのような固形物や、お茶の葉や果物などの食物を含んだ入浴剤を使用する際も、追い焚きは控えましょう。
固形物や食物が給湯器の吸い込み口につまったり、吸い込んで中に入って配管を傷めたりする恐れがあります。
たとえば、冬の定番として知られるゆず湯の場合、ゆずを入れることは問題ありませんが、追い焚きはしないでください。
ゆずの果汁やかけらが配管に入り込み、サビや細菌の繁殖につながるかもしれない点に注意しましょう。
追い焚きしても問題ない入浴剤
追い焚きしても問題ない入浴剤は、以下の3つです。
・中性の入浴剤
・濁りが発生しない入浴剤
・エプソムソルト入りの入浴剤
それぞれの特徴を紹介するため、追い炊きできる入浴剤を選ぶ際の参考にしてください。
中性の入浴剤
中性の入浴剤であれば、給湯器の配管を傷める心配もないため、問題なく追い焚き可能です。
市販されている入浴剤の多くは中性または弱アルカリ性のため、ほとんどの入浴剤は追い焚きしても問題ありません。
ただし、塩分や炭酸カルシウムなどが含まれていると、給湯器の配管を傷める恐れがあります。
入浴剤を入れて追い焚きしたい場合は、必ず入浴剤の成分や注意事項を確認してから購入しましょう。
濁りが発生しない入浴剤
お湯が白く濁るような入浴剤は、酸化チタンが含まれている場合があるため、追い焚きする際は濁らない入浴剤がおすすめです。
酸化チタンは研磨剤としての役割があり、何度も使用すると給湯器の配管に付着し劣化する原因になります。
ただし、すべての濁らない入浴剤が追い焚きOKではなく、塩分や硫黄などそのほかのNG成分が含まれている場合は追い焚きしないほうがよいでしょう。
エプソムソルト入りの入浴剤
エプソムソルトの主成分は硫酸マグネシウムで、塩分を含んでいないため追い焚きしても問題ありません。
エプソムソルトの入れたお湯は、2日目のお湯でも効能が変わることはないため、翌日追い焚きしても入浴できます。
追い焚きによるエプソムソルトの効能の変化や、エプソムソムソルトを使った入浴時の注意点などは、以下の記事で解説しているため、ぜひチェックしてください。
https://epsomsalt.jp/column/epsom-reheating/
追い炊きできる入浴剤おすすめ3選
追い焚きできる入浴剤の中でも、以下3つのエプソムソルト入浴剤がおすすめです。
・エプソムソルト シークリスタルス オリジナル|疲労回復におすすめ
・エプソムソルト シークリスタルス ローズマリー|アロマバスにおすすめ
・エプソムソルト シークリスタルス コスメティックウォーター|肌の保湿におすすめ
それぞれの効能や特徴を紹介するため、追い炊きできる入浴剤を選ぶ際の参考にしてください。
エプソムソルトの人気ランキングについては、以下の記事で紹介しています。
https://epsomsalt.jp/column/epsom-ranking/
エプソムソルト シークリスタルス オリジナル|疲労回復におすすめ
「エプソムソルト シークリスタルス オリジナル」は、国産の硫酸マグネシウムで作られた純日本産のエプソムソルト入浴剤です。
最大の特徴は、高い温浴効果で芯から体を温めてくれる点です。
食品添加物基準を満たし安心安全に製造されており、塩分0%・ミネラル99%のため肌に潤いを与えてくれるだけではなく、疲労回復効果も期待できます。
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エプソムソルト シークリスタルス ローズマリー|アロマバスにおすすめ
「エプソムソルト シークリスタルス ローズマリー」は、ローズマリーの香りが特徴的で、アロマバスにおすすめのエプソムソルト入浴剤です。
ローズマリー精油が配合されており、主に以下3つの効能が期待できます。
・リフレッシュや疲労回復
・抗酸化作用による健康維持
・血行促進によるむくみの解消
また、ポリフェノールによるアンチエイジング効果も期待できるため、肌の調子を整えたい方にもおすすめです。
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エプソムソルト シークリスタルス コスメティックウォーター|肌の保湿におすすめ
「エプソムソルト シークリスタルス コスメティックウォーター」はクエン酸配合で、肌をしっとり保湿し、潤いを与えてくれるエプソムソルト入浴剤です。
弱酸性のため、敏感肌の方でも安心して入浴できるのも魅力的です。
まるで化粧水に入っているかのような肌への浸透感を体感できるため、肌をきれいに保ちたい方はぜひ使ってみてください。
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入浴剤を入れたお湯を追い焚きする際の注意点
入浴剤を入れたお湯を追い焚きする際の注意点は、以下の3つです。
・入浴剤の商品情報を確認する
・追い焚き機能をオフにしてから入浴剤を入れる
・入浴後は浴槽を掃除する
注意点を押さえて、正しい方法で入浴剤の入ったお湯を追い炊きしましょう。
入浴剤の商品情報を確認する
入浴剤を使用して追い焚きする際は、必ず商品情報に目を通し、追い焚きOKか確認しましょう。
追い焚きOKな場合でも、適切な使用量を守らないと、浴槽を傷めたり給湯器の配管につまったりするおそれがあります。
違う種類の入浴剤を混ぜることで人体に悪影響を与える成分が発生する恐れもあるため、使用方法も必ずチェックしてください。
追い焚き機能をオフにしてから入浴剤を入れる
入浴剤を使用する際は、事前に追い焚き機能をオフにしましょう。
追い焚き機能がオンのまま入浴剤を入れると、給湯器の配管に入浴剤が入り込む恐れがあります。
万が一、追い焚きNGの成分が入っている場合、給湯器が故障するかもしれません。
給湯器の中にはお湯の温度が下がると、自動で追い焚きする機能が搭載されているものもあるため、事前に設定を変更しましょう。
入浴後は浴槽を掃除する
入浴剤を使用し入浴した後は、浴槽をしっかり掃除しましょう。
浴槽に付着した入浴剤を確実に落とすことで、次に追い焚きをする際に給湯器の配管に入浴剤が入り込むリスクを防げます。
また、掃除を怠ると汚れやカビの原因になり、排水口やフィルターがつまる恐れもあります。
給湯器に配管を掃除する機能がついている場合は、こまめに配管洗浄を行いましょう。
入浴剤の影響でお風呂の追い焚き機能が故障した際の対処法
入浴剤の影響でお風呂の追い焚き機能が故障した際の対処法は、以下のとおりです。
・追い焚き機能の使用を中止する
・故障・不具合の症状を確認する
・専門業者に修理を依頼する
故障に気づいたら、さらなるトラブルを防ぐためにも早めに対処しましょう。
追い焚き機能の使用を中止する
追い焚き機能が使えなくなったり、異音がしたりするなど、異常が発生した場合はすぐに使用を中止してください。
故障した状態で使い続けると余計な修理が必要になったり、給湯器自体を交換しなければいけなくなったり、さらなるトラブルにつながる恐れがあります。
いつもと違うような違和感をおぼえる程度でも、一度使用を中止し症状の確認やメーカーへの相談を検討しましょう。
故障・不具合の症状を確認する
異常を感じたら、故障や不具合の症状を確認しましょう。
入浴剤の影響で追い焚き機能が故障する場合、以下のような症状が発生する恐れがあります。
・追い焚き機能が作動しなくなる
・給湯器の排出口から異音がする
・設定温度のお湯が出なくなる
・配管から水漏れしている
このような症状は、給湯器の部品や配管にトラブルが発生しているかもしれません。
給湯器の寿命は10〜15年で、劣化による故障の恐れもあるため、修理や交換を検討しましょう。
専門業者に修理を依頼する
入浴剤の影響でお風呂の追い焚き機能に不具合が生じた場合は、まず説明書に記載されている自分でできる対応を試しましょう。
それでも不具合が改善されない場合は、専門業者や給湯器のメーカーに相談するのが安心です。
とくに給湯器内部に不具合が生じている場合は、専門的な知識が必要なため、個人で解決するのは困難です。
故障の原因や見積もりなどをしてもらい、今後の対応を検討しましょう。
追い焚きに対応した入浴剤を使って快適なバスタイムを過ごそう
入浴剤を使って追い焚きはできますが、入浴剤の成分によっては追い焚きNGな入浴剤もあります。
エプソムソルトは追い焚きOKで、肌の保湿や疲労回復などの効果も期待できる入浴剤です。
追い焚きできる入浴剤を探している方は、ぜひエプソムソルトを試してみてください。
エプソムソルトを試してみたい方や、プレゼントとして購入したい方にはシークリスタルスのギフトセットがおすすめです。
エプソムソルトやパック、石鹸などがセットになっているため、ぜひオンラインショップをチェックしてください。
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