エプソムソルトをアロマオイルで香りづけする方法│注意点や相性の良い精油も解説
お風呂タイムを充実させるアイテムとして、エプソムソルトとアロマオイルの組み合わせはおすすめです。
エプソムソルト入浴は、肌のバリア機能アップやむくみ解消を期待できます。
一方、アロマオイルにはリラックスの効果があり、鎮静効果や抗菌作用がはたらくとも言われているのです(効果は香りの種類によって異なります)。
忙しい現代社会において、ゆっくりとお風呂に浸かる時間はリラックスできる大切な機会です。
貴重なお風呂タイムをより充実したものにするために、ぜひエプソムソルトとアロマオイルを活用してみてください。
本記事では、エプソムソルトとアロマオイルの使い方や注意点、おすすめの香りなどを紹介します。
難しい工程や準備は必要なく、簡単に取り入れられる方法であるため、ぜひお試しください。
エプソムソルトとは?
ソルト(塩)という名前がついていますが、エプソムソルトに塩分は含まれていません。
「エプソム」とはイギリスにある土地の名前で、この地で発見されたことからエプソムソルトと名付けられました。
海水から取れる「硫酸(りゅうさん)マグネシウム」のことで、見た目は塩に似た白い粒子です。
エプソムソルトは入浴剤としてお風呂に入れたり、クリームと混ぜて身体に塗布したりして使います。
エプソムソルトの成分についてはこちらの記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
エプソムソルトはどんな香り?
海から取れた状態のエプソムソルト(硫酸マグネシウム)は、無臭です。
プレーンな状態のエプソムソルトをお風呂に入れた場合、溶け切ったお湯は透明な状態です。
ニオイ移りをしたり着色剤で浴槽が汚れたりする心配がないため、基本的にどのようなタイプのお風呂でも使えます。
ただし、入浴剤として販売されているエプソムソルトのなかには、あらかじめ香りづけされている商品もあります。
購入する際は、好みに合う香りのエプソムソルトを選んでください。
エプソムソルトの香りつき入浴剤は以下の記事で紹介しているため、あわせてチェックしましょう。
エプソムソルト 香り 人気
エプソムソルトにアロマオイルで香りづけする方法
無香料のエプソムソルトを購入し、アロマオイルを組み合わせて自分で好きな香りを加えられます。
以下では、エプソムソルトにアロマオイルで香りづけする手順を紹介します。
1.エプソムソルト150~300gをボウルやジップ袋などに入れる
2.ボウルやジップ袋の上からアロマオイルを5滴垂らす
3.ダマにならないように満遍なく混ぜる
また、アロマオイルは湯量にかかわらず全体で5滴程度までにしましょう。
精油の場合、効能が強いこともあるため、あまり多く入れすぎないほうがよいためです。
エプソムソルトにアロマオイルを混ぜる際の注意点
エプソムソルトにアロマオイルを入れるときは、以下2点に注意しましょう。
・アロマオイルを多く入れすぎない
・アロマオイルの効能を把握する
アロマオイルには数多くの種類があるため、購入前にそれぞれの特徴を知っておくことが大切です。
エプソムソルトを使用する際の注意点は以下の記事で解説しているため、ぜひ参考にしてください。
エプソムソルトを入浴剤として使う際の注意点は?効果や口コミも紹介
アロマオイルを多く入れすぎない
アロマオイルを基準値より多く入れても、効果が増大するわけではありません。
入浴に使用する場合は「1回あたり5滴まで」が推奨されているため、使用量は基準値にあわせましょう。
適量を守らないと肌への刺激が強く、かゆみや肌荒れなどを引き起こす恐れがあります。
はじめて使用する際は、最大値よりやや少なめの3滴程度から試してみるのがおすすめです。
アロマオイルの効能を把握する
アロマオイルのなかには、強い効能を持つ種類があることを把握しましょう。
アロマオイルは全部で200~300種類程度あるといわれており、それぞれが異なる効果や効能をもっています。
一部のアロマオイルは、妊娠中や疾患のある方は使用しないほうがよいとされています。
アロマオイルを購入する際は、インターネットや本などで精油の特徴を調べてみましょう。
以下の記事では、妊娠中の方に向けてエプソムソルトの使い方を解説しているため、あわせて確認してください。
「エプソムソルト 妊娠中」
入浴時にアロマオイル(精油)を使う際の注意点
ここでは、入浴時にアロマオイル(精油)を使用する際の注意点を解説します。
・アロマオイルが直接肌に触れないようにする
・アロマオイルが口に入らないようにする
注意点とあわせて「アロマオイル」と「精油」の違いを理解しましょう。
・アロマオイル:精油を希釈したもの。または合成香料をアロマオイルと呼ぶこともある。
・精油:植物から抽出した100%天然成分のもの。エッセンシャルオイルとも呼ばれる。
香りを楽しむという目的であれば、どちらも大差なく使用できます。
また、どちらも直接肌に塗布することは推奨されていません。
メーカーや各商品によって注意事項が異なるため、パッケージや説明書を確認してから使用しましょう。
アロマオイルが直接肌に触れないようにする
アロマオイル(精油)をお湯に入れる場合、そのまま水面に垂らさないようにしましょう。
なぜなら、アロマオイル(精油)は水溶性ではないため、お湯や水に垂らしても溶けないからです。
水面に浮いた香料が直接肌につくと、かゆくなる恐れがあります。
アロマオイル・精油どちらの場合でも、あらかじめ別のものにミックスしてからお風呂に入れましょう。
・使用例1:エプソムソルトやバスソルトの粒子に混ぜ合わせてから、お湯に入れる
・使用例2:植物油(ホホバオイルやグレープシードオイル)と合わせてよく混ぜてから、お湯に入れる
いずれも難しい手順ではないため、ぜひ試してみてください。
アロマオイルが口に入らないようにする
原則としてアロマオイルの飲用はできません。
「海外ではアロマテラピーの一種で、うがいに使用している」といった話を、聞いたことがある方もいるかもしれません。
しかし、原則としてアロマオイルの経口摂取は推奨されていないため、お風呂のお湯が口に入らないように注意しましょう。
万が一飲んでしまった場合は、もし身体に何かしらの異常を感じたら医療機関を受診してください。
エプソムソルト入浴におすすめのアロマオイル
ここでは、エプソムソルト入浴を行う際におすすめのアロマオイルを3種類紹介します。
・ローズマリー
・ゼラニウム
・ラベンダー
比較的クセの少ない香りで、入手しやすいベーシックなアロマオイルです。
なお、おすすめのエプソムソルト入浴剤は以下の記事で紹介しているため、アロマオイルと組み合わせる入浴剤探しに役立ててください。
「エプソムソルト おすすめ」
ローズマリー
ローズマリーの香りは「集中力アップ」「リフレッシュ」などの効果を期待できます。
そのほかにも、血液の流れをよくしたり、代謝を促進させたりする効果があるともいわれています。
香りは、フレッシュで若草を連想させるようなさわやかさが特徴です。
ゼラニウム
ゼラニウムには「抗うつ効果」「リラックス効果」などがあるといわれています。
ホルモンバランスの調整効果も期待できるため、更年期症状がある方にもおすすめのアロマオイルです。
ゼラニウムは甘めのフローラルな香りがベースですが、ハーブのさっぱりさも感じられるため、幅広い世代に人気があります。
ラベンダー
ラベンダーのアロマオイルは「鎮静作用」や「抗うつ作用」を期待できます。
リラクゼーションに役立つアロマオイルの代表格で、お風呂だけではなくエステやマッサージなどさまざまなシーンで活躍している香りです。
少し土っぽいナチュラルさを残しながらも、華やかな花のイメージを存分に感じられるのが、ラベンダーの香りの特徴です。
お風呂にあまり向かないアロマオイル
香りの好みは人それぞれであるため、アロマオイルの選び方に決まりはありません。
ただし、以下の種類は入浴時には最適ではないため、覚えておきましょう。
・サイプレス
・ベルガモット
・クローブ
お風呂には向きませんが、ディフューザーで香りを楽しむ場合は上記のアロマオイルを選択しても問題ありません。
お風呂に向いていない理由を解説します。
サイプレス
サイプレスをはじめとする「針葉樹系」のアロマオイルは皮膚にヒリヒリとした刺激を感じやすく、お風呂で使うことは推奨されていません。
そのほかの針葉樹系のアロマオイルには、ジュニパーやスギ、ヒノキなどがあります。
サイプレスはヒノキ科の植物で、ウッディな森のような香りがします。
ベルガモット
ベルガモットがお風呂に向かない理由は、光毒性(ひかりどくせい)があるためです。
光毒性とは精油が肌についた場合、その部分に紫外線が集まりやすくなることです。
たとえばお風呂やエステなど、精油が皮膚に触れる可能性のある場合は光毒性のあるアロマオイルは推奨されません。
柑橘系のオレンジやグレープフルーツにも光毒性があるといわれていますが、これらが肌に影響を及ぼす可能性はそう高くないといわれています。
柑橘系のなかではベルガモットの光毒性が強いため、使用の際は注意が必要です。
クローブ
スパイス系の精油であるクローブは、香りや肌への刺激が強いといわれています。
クローブはツンとしたスパイシーさが特徴で、濃厚で重みのある香りです。
臭み消しの香辛料としても使用されるクローブは、お風呂でリラックスしたいときにはあまり向かない香りでしょう。
アロマオイル入りエプソムソルトに混ぜて使えるアレンジ材料
エプソムソルトにアロマオイルをミックスして使う方法を紹介しましたが、ここではさらにワンランクアップするアレンジ素材を紹介します。
・ヒマラヤ岩塩
・ドライハーブ
・ドライフラワー
香りや素材など、好みのアイテムをあわせてオリジナルの入浴剤をつくりましょう。
ヒマラヤ岩塩
ヒマラヤ岩塩は、ヒマラヤ山脈で採れる天然塩です。
ピンク岩塩・ブラック岩塩・ホワイト岩塩といった3つの種類があり、どれもバスソルトとして使用可能です。
ヒマラヤ岩塩はミネラルが豊富で、身体をあたためてくれる効果を期待できます。
ミックスする割合は好みで構いませんが、「エプソムソルト1:ヒマラヤ岩塩1」くらいの量から試してください。
ドライハーブ
エプソムソルトとアロマオイルの入浴剤に、さらに天然のハーブをミックスするのもおすすめです。
ドライハーブの一例としては、カモミール・ペパーミント・レモングラスなどがあげられます。
また、色素の濃いマローブルーやハイビスカスなどを使うと、鮮やかな色を楽しめます。
使用するハーブは好きな量を入れて問題ありませんが、最初は小さじ1~2杯程度から試してください。
ハーブはスーパーやホームセンターなど、比較的身近でも入手しやすいため、ぜひ入浴剤のアレンジに使ってみてはいかがでしょうか。
ドライフラワー
入浴剤とミックスする素材として、ドライフラワーもおすすめです。
花を使うと見た目が美しく、華やかな入浴剤ができます。
瓶や缶などの密封容器に乾燥させた花とエプソムソルトを入れておくと、ほんのり香りが移ります。
ドライフラワーのなかでもラベンダーは、香りもよく入浴剤として使いやすい素材です。
エプソムソルトとアロマオイルでバスタイムを充実させよう
エプソムソルト単体でもリラックス効果があるといわれていますが、アロマオイルとの併用で、さらなる相乗効果を期待できるでしょう。
もともと香りのついていないエプソムソルトは、どのアロマオイルともあわせられるため、バリエーションは無限です。
好きな香りや素材とミックスし、ぜひオリジナルの入浴剤を作ってみてください。
無香料・無着色の「シークリスタルス オリジナル」は、そのまま使うのはもちろん、好みのアレンジもしやすい商品です。
自分で香りを足すのが面倒な方には、「ローズマリー」入りのエプソムソルトがおすすめです。
エプソムソルト入浴を試してみたい方は、シークリスタルスのオンラインショップをぜひチェックしてみてください。
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