気候の変化が激しい秋冬は、肌にとっては厳しい季節です。気温の低下によって肌の代謝のリズムが乱れ、湿度の低下がうるおいを奪います。


 


また、夏の紫外線の影響や、夏バテなどの名残による肌不調を感じる方も多いでしょう。


 


「ちょっとお肌がかゆい」「肌の乾燥が気になる」このような悩みをお持ちの方におすすめなのが、エプソムソルト(マグネシウム)です。


 


マグネシウムのはたらきにより、肌にとって大切なアシルセラミドの合成がうながされ、肌のバリア機能の向上が期待できます。


 


エプソムソルトはお風呂に入れて入浴剤として使用する方が多いですが、直接肌に塗って使うことも可能です。


 


ここでは、エプソムソルトを塗る方法やメリット、注意点などについて紹介します。


 


エプソムソルトは顔に塗ってもいいの?


 



 


エプソムソルト専門店のシークリスタルスの製品は、顔に使えます。


 


ただし、肌の状態や体調など感じ方には個人差があるため、まずは、少量から試してみてください。


 


エプソムソルトそのもの(粒子)を塗布する方法もありますが、顔に使う場合は「エプソムソルトクリーム」や「エプソムソルトミルク」がおすすめです。


 


エプソムソルト(マグネシウム)のはたらきで、肌を乾燥から守ってくれます。


 


エプソムソルトを塗るメリット


 



 


エプソムソルトを塗るメリットには、次の4点があげられます。


 


・マグネシウムが補充できる


・肌のバリア機能が向上する


・筋肉の疲れが取れたと感じることがある


・リラックスやストレス軽減に役立つ


 


肌からエプソムソルトを経皮吸収することによって、上記の効果が期待できるでしょう。


 


マグネシウムが補充できる


 


エプソムソルトの成分はマグネシウム(硫酸マグネシウム)です。


 


マグネシウムは体にとって必要なミネラルの1つで、骨の形成や代謝を助けてくれます。


 


年齢や妊婦の有無によって1日あたりの必要量が変化しますが、目安として「体重1kgに対して6mg」のマグネシウムが必要だと言われています(食事から摂取する場合の目安値)。


 


経皮吸収によってマグネシウムを体内に摂取できるため、エプソムソルトの塗布は身体に良い効果をもたらす可能性があるでしょう。


肌のバリア機能が向上する


 


エプソムソルト(マグネシウム)を経皮吸収することで、肌のバリア機能向上が期待できます。


 


肌のバリア機能を高めるには「セラミド」の存在が重要です。


 


※セラミドとは、角質細胞のすき間を埋める役割の皮脂成分のことです。


 


セラミドはすべての人の表皮に存在し、すき間を埋めることで外的刺激から肌を守ってくれています。


 


マグネシウムはセラミドの増加を手助けするため、結果として肌をすこやかに保ちやすくなります。


 


筋肉の疲れが取れたと感じることがある


 


エプソムソルトの塗布や入浴は、筋肉のリカバリーに役立つと言われています。


 


スポーツやトレーニング後の筋肉痛に効果的だと感じる方もいて、実際に愛用しているスポーツ選手もいるようです。


 


エプソムソルトの専門店シークリスタルスでは「アスリートのためのマグネシウム」として「ランマグ」という商品を販売しています。


 


このランマグはスプレータイプになっていて、疲れた筋肉に直接噴射して使用します。


 


皮膚に直接スプレーをかけてマグネシウムを摂取することで、筋肉のこりをほぐす効果が期待できる商品です。


 


リラックスやストレス軽減に役立つ


 


エプソムソルト入浴は、リラックスやストレスの軽減に役立つといわれています。


 


マグネシウムのはたらきによって筋肉の緊張がゆるむので、身体が楽になると感じられるのでしょう。


 


また、お湯に溶かすだけでなく、エプソムソルトクリームやミルクを塗った場合でもマグネシウムの効果は同じように感じられるでしょう。


 


リラックスすることで深い睡眠にもつながり、良好な健康状態の維持にも一役買ってくれます。


 


エプソムソルトの塗り方


 



 


エプソムソルトを塗る方法を4種類紹介します。


 


・エプソムソルトミルクを使う


・エプソムソルトクリームを使う


・好みのクリームに混ぜる


・粒子のまま塗布する


 


使い勝手の良い方法や、効果を感じやすいと思ったものを選んでみてください。


 


エプソムソルトミルクを使う


 


エプソムソルトを直接塗って使いたい方におすすめなのが、顔や全身に使用できる「エプソムソルトミルク」です。


 


ミルク状の乳液にエプソムソルトを混ぜ込んだ商品で、さらっとした使用感になっています。


 


200mlの大きめなパックなので、気兼ねなくたっぷり使えるのもうれしいポイントです。


 


商品ページはこちら>>エプソムミルク 全身用乳液 200ml


 


エプソムソルトクリームを使う


 


こってりしたテクスチャーが好みの方は「エプソムソルトクリーム」をぜひお試しください。


 


シークリスタルスのエプソムソルトクリームにはいくつかの種類があるので、用途に応じて選びましょう。


 


ベーシックな「エプソムソルトクリーム」は、エプソムソルトを15%配合した商品で、保湿効果が期待できます。


 


また、新製品の「プロテクトプラスクリーンクリーム」は、手に皮膜を作ることで保護クリームの役割を果たしてくれます。


 


水に強いクリームなので、水仕事をしている方や頻繁に手洗いする方におすすめの商品です。


 


商品ページはこちら>>新商品 手肌を清潔 手荒れ予防 プロテクトプラスクリーンクリーム 30g 植物性原料の抗菌剤配合


 


好みのクリームに混ぜる


 


エプソムソルトが配合されたクリームタイプの商品も販売されていますが、自作で好みのものを作ることも可能です。


 


市販の保湿クリーム(好みのもの)を用意し「クリーム1:エプソムソルト1」くらいの割合で混ぜ、塗布して使います。


 


一度に大量に混合せず、使う分だけを都度混ぜながら使用するほうがおすすめです。


 


粒子のまま塗布する


 


エプソムソルトは、粒子のまま塗る方法もあります。


 


ザラザラした粒子を直接手に取り、かかとの乾燥している部分にすりこんでみてください。


 


続けて使用することで、かかとの角質がとれてなめらかになることが期待できます。


 


エプソムソルトは塗るのと入浴どっちがいい?


 



 


エプソムソルトの主な使用方法は、次の2つです。


 


1.お湯に溶かして入浴剤として使う


2.クリームや乳液と一緒に塗布して使う


 


一概に「どちらがいい」とは断定できないため、用途やシーンにあわせて使いわけるとよいでしょう。


 


エプソムソルト入浴のあと、湯上りにエプソムソルトクリームを使用することも可能です。


 


いずれの場合も、エプソムソルトは皮膚からの経皮吸収によってその効果を発揮すると考えられます。


 


以下では、エプソムソルトの経皮吸収に関するエビデンスを2件紹介します。


 


エプソムソルトの経皮吸収に関する研究結果


 


イギリスのバーミンガム大学での研究結果を簡単にまとめたものです。


 


















研究者/研究機関



・Dr. Sarah Nuttall(バーミンガム大学メディカルスクール 臨床薬理学部門)


・Rosemary Waring博士(バーミンガム大学バイオサイエンス学部)


・バーミンガム大学バイオサイエンス学部 リバ・クロヴルザ氏



研究方法



・お湯にエプソムソルトを入れた


・入浴は毎日同じ時間に7日間行った




・約28~31℃のお湯で12分間入浴をする(英文中に50~55℃と記載がありますが、誤植だそうです。正しくは°F(華氏)で約28〜31℃に相当します。)



研究結果



・1%のエプソムソルトを使用した場合、血中の遊離無機硫酸塩濃度はすべての被験者が上昇した


・60歳以上の被験者のうち2名が「リウマチの痛みが消えたと感想を述べた



 


この研究結果によって、マグネシウムが経皮吸収されていることが証明されました。


 


何%程度が体内に吸収されるかといった細かい数値は不明ではあるものの、エプソムソルト(マグネシウム)が経皮吸収されていることは確かです。


 


参照:Report on Absorption of magnesium sulfate (Epsom salts) across the skin/


 


エプソムソルトの温湿布に関する研究結果


 


国際ヘルスケアジャーナルに掲載された論文の結果を抜粋したものです。


 


















研究者/研究機関



・ダスワミ.R1 、ブリスキージェニーシャ.J2 、ロケシュワリ.S3


・講師、サヴィータ看護⼤学、SIMATS、タンダラム、チェンナイ-602105、医療外科看護学科



研究方法



・事前テストとして痛みレベルの計測を行った


・エプソムソルト30gを1リットルの沸騰したお湯に加えた


・清潔な手ぬぐいをエプソムソルト入りのお湯に浸して絞り「温湿布」を作った


・温湿布を膝関節に20分間塗布した


・回数は1日2回、10日間継続した



研究結果



・エプソムソルトの温湿布によって多くの方の痛みレベルが、実験前よりも軽減した


・エプソムソルトには抗炎症作用と鎮痛作用があり、膝関節痛の軽減に有効であると結論づけた



 


この研究では「温湿布」による経皮吸収の効果だけで、患部の痛みが軽減することがわかりました。


 


つまり、エプソムソルトを直接肌につけることで、その効果を体内に感じられる可能性があると証明されたのです。


 


参照:International Journal of Healthcare Sciences


 


エプソムソルトに関するよくある質問


 



 


エプソムソルトに関するよくある質問に回答します。


 


エプソムソルトの価格はいくら?


 


エプソムソルトの価格はメーカーや商品によって異なります。


 


シークリスタルスのベーシックな「エプソムソルト オリジナル」の価格を表にまとめました。


 


























容量



価格(2025年1月時点)



1gあたりの価格



シークリスタルス2.2Kg


1,462円



約0.66円



シークリスタルス4.4Kg



2,293円



約0.52円



シークリスタルス10.0Kg



3,800円



約0.38円



 


一度に購入する量が多いほうが、1g単位の価格はリーズナブルになります。


 


たくさん使用する方は大容量パックがおすすめです。


 


エプソムソルトは毎日使ってもいい?


 


エプソムソルトは毎日使っても問題ありません。


 


継続することで効果を感じやすくなるため、できるだけこまめに使用しましょう。


 


できれば、週に3回以上のエプソムソルト入浴がおすすめです。


 


お風呂にゆっくり入れないときは、エプソムソルトクリームやミルクを使用し、マグネシウムを補給しましょう。


 


エプソムソルトを塗るとマグネシウムの摂取が期待できる


 



 


エプソムソルトは経皮からの吸収が可能というエビデンスがあるため、顔や身体に塗ることでマグネシウムを摂取できます。


 


エプソムソルトを使用したことで「かゆみが軽減された」という声もあります。


 


より効率的にマグネシウムを補うためには、エプソムソルト入浴とあわせて、ミルクや乳液、パックなどの商品も取り入れてみてください。


 


エプソムソルトの専門店シークリスタルスでは、さまざまな種類のエプソムソルト製品を取り扱っています。


 


初めて使う方向けのお試しサイズや、複数の商品が一度に試せるギフトセットなどもあります。


 


入浴以外の方法でエプソムソルトを試してみたい方は、顔や身体に塗れる「エプソムソルトクリーム」をぜひお試しください。