エプソムソルト入浴は汗が止まらない?汗をかく理由やかかない場合の対処法を紹介
エプソムソルト入浴には温熱効果や発汗作用があるため、20分程度の入浴で大量の汗をかきます。
本記事では、エプソムソルト入浴で汗をかく理由や汗をかかない場合の原因・対策を解説します。
汗をかけない際の対策を知っていれば、エプソムソルト入浴の効果を最大限得られるでしょう。
エプソムソルトの使い方や利用時の注意点も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
なぜエプソムソルトで汗をかく?
エプソムソルトとは、海水に多く含まれる硫酸マグネシウムが原料の入浴料です。
エプソムソルトを使って入浴をすると、以下のような効果を得られるため、汗をかきやすくなります。
・温熱効果
・発汗作用
・リラックス効果
お風呂では、お湯と人の間で浸透圧という現象がおきます。
濃いミネラルを含んだエプソムソルトを使って入浴すると、体内から排出する動きに代わり、汗が出やすくなります。
体温が上がった状態をお風呂上りでも維持できるため、寝付きも改善できるでしょう。
また、入浴時に使用すると、肌荒れや乾燥の防止、肌にハリを与えるなどの効果も期待できます。
入浴剤として使用するだけではなく、マッサージソルトとしての利用も可能です。
エプソムソルト入浴しても汗をかかない原因と対策
エプソムソルト入浴をしても汗をかかない場合の原因と対策には、以下の4つがあります。
・湯舟の温度が低い|適温は40~43℃
・入浴時間が短い|目安は20分程度
・濃度が薄い|適切な濃度は0.1~0.2%
・使用期間が短い|入浴の習慣化が大切
それぞれの原因と対策を紹介するため、汗をかけずに困っている方はぜひ参考にしながら試してください。
湯舟の温度が低い|適温は40~43℃
エプソムソルト入浴をしても汗をかかない原因のひとつは、湯舟の温度が低いことが考えられます。
エプソムソルトの効果は、湯舟の温度が適温の場合に発揮され、体温が上昇しやすくなります。
そのため、湯舟の温度が低い場合はエプソムソルトの効果が出ず、汗をかくほど体温が上がらなくなる点に注意しましょう。
エプソムソルト入浴をする際の適切な湯舟の温度は40℃〜43℃で、熱すぎたり冷たすぎたりすることのないように調整すると効果を得やすいです。
ただし、浴室全体の温度が低い場合は湯舟の温度が適切でも体が温まりにくいため、浴室の温度にも気を配りましょう。
入浴時間が短い|目安は20分程度
エプソムソルト入浴をしても汗をかけない場合に多い理由のひとつは、入浴時間が短いことです。
エプソムソルトを適量入れ、温度が適切だったとしても入浴時間が短い場合は、汗をかくまで体温が上がり切りません。
エプソムソルト入浴では、徐々に体温が上がっていきながら汗をかくため、目安とされている20分程度の入浴を行いましょう。
ただし、長く入浴をすればいいというわけではありません。
長風呂すると水分不足になったり、体調が悪くなったりする恐れがあるため、20分程度の入浴に留めましょう。
濃度が薄い|適切な濃度は0.1~0.2%
湯舟に入れるエプソムソルトの量が少なく、濃度が薄い場合も汗が出にくいため、使用する量に注意しましょう。
エプソムソルトの量が少ない場合、効果を得られなかったり、体が温まるまで時間が長くかかったりします。
濃度が低いと、20分程度のエプソムソルト入浴でも効果を得にくいため、汗が出ないと感じてしまいます。
適切な濃度は0.1~0.2%程度なので、20分程度の入浴でも効果を得られないと感じている方は、エプソムソルトの量を見直しましょう。
使用期間が短い|入浴の習慣化が大切
エプソムソルト入浴をしても汗をかけない場合、使用期間が短いことが考えられます。
たとえば、汗をかきにくい体質の方や基礎代謝が落ちている方は、エプソムソルト入浴をはじめてから汗をかくまで期間が必要です。
とくに使いはじめは毎日エプソムソルト入浴を行い、体を慣れさせましょう。
効果を得られないと感じていても、2週間程度は根気強く使い続けるのがおすすめです。
エプソムソルトを使い続けると得られる効果
エプソムソルトを使い続けると、以下のような効果が期待できます。
・むくみの解消を期待できる
・筋肉の疲労回復を期待できる
・美肌効果を期待できる
3つの効果を詳しく紹介するため、エプソムソルトの利用を悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
得られる効果や使い続けた結果について詳しく知りたい方は、以下の記事も確認してください。
むくみの解消を期待できる
エプソムソルトを使い、全身浴やマッサージを行うと、むくみの解消を期待できます。
硫酸マグネシウムを含む入浴剤を試した実験結果では、実際にむくみの減少が確認されています。
実験内容は20代~40代の足のむくみが気になる女性を対象とし、硫酸マグネシウム含有炭酸ガス入浴剤とさら湯を比較したものです。
ただし、この実験では硫酸マグネシウムだけではなく、炭酸ガスも一緒に使われている点に注意が必要です。
むくみが改善する可能性を高めたい方は、硫酸マグネシウムだけではなく炭酸ガスも一緒に使いましょう。
筋肉の疲労回復を期待できる
エプソムソルト入浴やエプソムソルトを使ったマッサージは、筋肉の疲労回復の効果も期待できます。
硫酸マグネシウムには体をリラックスさせ、炎症の軽減や、筋機能と神経機能を助ける効果があります。
そのため、トレーニング後にエプソムソルト入浴やマッサージを行うと、筋肉痛の防止や疲労回復の効果を得られるでしょう。
トレーニング後の疲労回復で悩んでいる方は、エプソムソルト入浴やマッサージを試してみてはいかがでしょうか。
美肌効果を期待できる
エプソムソルトを使用してマッサージすると、美肌効果も期待できます。
硫酸マグネシウムには、アシルセラミドという肌が水分を保持するために働いている成分を合成する効果があります。
エプソムソルト入浴やエプソムソルトでマッサージすると、硫酸マグネシウムを吸収し、肌が保湿されて美肌効果を得られるでしょう。
エプソムソルトの使い方
エプソムソルトのおすすめの使い方は、以下の3つです。
・全身浴
・フットバス
・マッサージ
それぞれの使い方を解説するため、ぜひ参考にしながら試してください。
エプソムソルトの詳しい使い方は、以下の記事を確認してください。
全身浴
エプソムソルトの一般的な使用方法は入浴剤であり、湯舟に溶かして全身浴に利用します。
一般的な浴槽サイズである150Lにつき、約150g~300gのエプソムソルトを入れた後、エプソムソルトをお湯によく溶かして20分程度入浴しましょう。
濃度が薄いと効果が得られないため、浴槽サイズに合わせてエプソムソルトの量を調整するのがポイントです。
また、全身浴中には汗を多くかくため、入浴前だけではなく入浴中にも水分補給を行いましょう。
フットバス
エプソムソルトは、フットバスで利用し、かかとの角質除去にも使えます。
お湯10Lに対し、付属のスプーンで1~1.5杯程度のエプソムソルトを加えて溶かすと、適切な濃度になります。
15~20分程度ゆっくりと足を浸け、かかとを優しくマッサージしましょう。
また、手足を浸けて角質を落とすと、ネイルを塗りやすくなるため、ネイル前の利用もおすすめです。
マッサージ
エプソムソルトは、マッサージソルトとして使用する方法もおすすめです。
手足や頭皮、かかとなどのマッサージに適しており、入浴中や入浴前後にも使用できます。
マッサージする際は、ざらつきがなくなるまでエプソムソルトをお湯に溶かしましょう。
指や手の平などのやわらかい部分でなでるように馴染ませていくと、肌を傷つけずにマッサージできます。
クレンジングクリームに少量のエプソムソルトを混ぜて利用すると、毛穴のディープクレンジングも可能です。
角質除去や毛穴のケアをしたい方は、入浴だけではなくマッサージも行いましょう。
エプソムソルトでマッサージする方法について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて参考にしてください。
「エプソムソルト マッサージ」
エプソムソルト入浴をする際の注意点
エプソムソルトで入浴する際には、以下の3点に注意しましょう。
・長風呂しすぎない
・使用上のルールを守る
・適切な量を入れる
注意点を理解せずに利用をはじめると、効果を得られなかったり、体調が悪くなったりする恐れがあります。
利用前に必ず理解し、最大限効果を得られるようにしましょう。
エプソムソルトを入浴剤として使う際の注意点をより詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしましょう。
エプソムソルトを入浴剤として使う際の注意点は?効果や口コミも紹介
長風呂しすぎない
エプソムソルト入浴をする際は、長風呂しすぎないようにしましょう。
エプソムソルト入浴をすると血行がよくなり、多くの汗をかきます。
そのため、長風呂をしていると汗をかきすぎ、水分不足に陥ったり、体調が悪くなったりする恐れがあります。
エプソムソルト入浴をする場合の目安は20分程度です。
20分の入浴中も多くの汗をかくため、適宜水分を取りましょう。
使用上のルールを守る
エプソムソルト入浴をする際には、使用上のルールを守りましょう。
エプソムソルトのルールは、以下の通りです。
- 飲酒時の入浴は避ける
- 古くなった製品(目安として購入後3年以上経過したもの)は使用しない
- かゆみや肌荒れなどを感じたら使用をやめる
- 飲用しない
使用上のルールを守らずにエプソムソルト入浴をすると、効果を得られなる恐れがあります。
とくに、古い商品の使用や飲用をすると、体調に悪影響が出る恐れがあるため注意しましょう。
適切な量を入れる
エプソムソルト入浴をする際には、適切な量を入れましょう。
エプソムソルトの目安は、湯量に対して0.1%~0.2%程度です。
量が少なく濃度が薄い状態の場合、適切な効果を得られない恐れがあることを理解しておく必要があります。
反対に濃度が濃すぎると、体調に異変が発生する恐れもあるため、エプソムソルト入浴をする際には、必ず適切な量を入れましょう。
エプソムソルトに関するよくある質問
エプソムソルトに関するよくある質問には、以下の2つがあります。
・週に何回くらいの入浴が良い?
・半身浴をする場合どのくらいの量が適切?
それぞれの質問と回答を紹介するため、ぜひ参考にしてください。
週に何回くらいの入浴が良い?
エプソムソルト入浴は、明確に週に何度の入浴がよいとは定められていません。
毎日の入浴が推奨されていますが、自分にあった頻度で入浴をしても問題ありません。
ただし、エプソムソルト入浴をはじめてから2週間程度は、毎日の入浴がおすすめです。
肌質や体質によって、エプソムソルト入浴をしても効果を得にくい可能性があります。
人によってはエプソムソルト入浴をしてもすぐに効果を実感できないため、毎日入浴をして徐々に肌を慣らす必要があります。
エプソムソルト入浴をしていれば肌が慣れていき、効果を実感できるようになるため、使いはじめは2週間を目安に継続して入浴しましょう。
半身浴をする場合どのくらいの量が適切?
半身浴をする場合でも、通常の入浴と同じように湯量に対して0.1%~0.2%程度の量が適切です。
一般的な浴槽は150L程度であり、約150g~約300gのエプソムソルトを使用します。
75L程度のお湯で半身浴をする場合には、約75g~約150g程度のエプソムソルトを入れると適切な濃度になるでしょう。
エプソムソルト入浴で気持ちいい汗をかこう
エプソムソルト入浴を行うと、以下のような効果により汗をかきやすくなります。
・温熱効果
・発汗作用
・リラックス効果
20分程度の入浴で大量の汗をかきますが、エプソムソルト入浴をしても汗をかけないことがあります。
エプソムソルト入浴をしても汗をかけない原因は、以下の4つです。
・湯舟の温度が低い
・入浴時間が短い
・濃度が薄い
・使用期間が短い
適温や適量を守り、20分程度の入浴を継続し、汗をしっかりかける気持ちいいエプソムソルト入浴を実現しましょう。
エプソムソルトはオンラインショップから購入できるため、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
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